IoTと呼ばれるテクニカルタームの一部が、ユーザーにより具体性と親近感を感じさせる「スマートホーム」という言葉に転換してからもう久しい。IoTという言葉が世界に出現してから20年ほど経った現在、スマートホームはどこまで進化したのだろうか。
そもそもスマートホームとは、「家電系製品がインターネットに接続されることによる、便利な生活を実現する家」を意味している。生活は持ち家や借家、狭い家や広い家、オフィスが近い遠い、家族や同居人がいるか/いないか、そして年齢などによってもその理想パターンは様々だ。
スマートホームとは他人から見ると、極めて勝手気ままに見える個人の生活パターンを最適化、快適化してくれる技術支援の便利な仕組みだ。我が家にもスマホ操作や音声指示のできる玄関鍵や室内照明、エアコン、オーディオ装置などがあるが、今回はそれらに「スマートカーテン」と呼ばれる新ジャンルの商品が加わったのでご紹介したい。
スマートカーテンは、「スマホ操作」やあらかじめ設定した「スケジュール」、日の出や温度、湿度などの「環境変化」、加えてほかのIoT家電製品と連携して自動的に開閉するちょっと「賢いカーテン」だ。
+Styleから販売されているパッケージは、基本となる「スマートカーテン」とオプションの「カーテンユニット」の2種類がある。前者は片開きカーテン用の駆動ユニットと遠隔からの操作を実現するWi-Fi接続ボックス(ゲイトウェイ装置)を同梱。後者は両開きカーテンを使用したいユーザーのためのオプションだ。
いずれのパッケージも、既設のカーテンレールの形状に応じて駆動ユニットを取り付けるための「ランナー」が3種類(C型、I型、O型)と単3乾電池が3本、取説が同梱されている。一般的な住宅にもっともよく採用されているのは、我が家も同じC型(角型)のカーテンレールだ。
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