横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記 第8回

【連載】変わった形は進化の結果!? マンボウの秘密

文●森田為善

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 みなさん、こんにちは!

 横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がお届けする「生きもの日記」。

 第8回は「アクアミュージアム」で魚類を担当する森田為善がお伝えします。

 前回の記事はこちら。

【連載】ハイイロアザラシ三姉妹のかわいい日常!!

※過去の連載記事はこちら:横浜・八景島シーパラダイスの飼育員生きもの日記

 今回ご紹介するのは「マンボウ」!

 「ドルフィン ファンタジー」の円柱水槽でのんびり泳いでいるマンボウ。

 実はフグの仲間で、成長すると3メートルほどまで大きくなります。

 神奈川県相模湾には例年春ごろやってきます。

 まず目を引くのはこの不思議な形。

「ドルフィン ファンタジー」に暮らすマンボウ

 体を半分に切ったような見た目をしています。

 フグの仲間は多様に進化したグループで、マンボウはその中でもさらに派生的な魚とされています。

 正面から見るとこんなかんじ。

正面から見ると紡錘形をしています

 尾ビレに見える部分は「舵ビレ」と呼ばれ、舵を取るときに使います。

 この舵ビレ、他のフグにはないマンボウの仲間だけの特徴です。

 泳ぐ時に使うのは上下に突き出た大きな背ビレと尻ビレ。

 次に注目したいのが大きな目。

くりっと大きなマンボウの目

 実はこの目、引っ込みます。

 大きな目は傷つきやすいので、こうして外敵から守っています。

 アクリルの外側にいるお客さまもちゃんと見えているんですよ。餌もとっても独特です。

マンボウの餌

 マンボウにあげているのはこちら。

 実は、水中で暮らすマンボウも水分補給が必要なんです。 

 そのため、餌を水とゼラチンで固めてゼリー状にして与えています。

 餌をあげるときは飼育員に寄ってきます。

飼育員の近くを泳ぐマンボウ

 飼育員が潜る前から餌をねだりに来るマンボウ。

 個体によって性格が異なり、グイグイくる個体とそうでない個体がいます。

 マンボウの皮膚はとても弱く、傷がつきやすいんです。

 アクリルにぶつかって弱ってしまうことが多いため、ビニールを張って飼育する水族館も多いです。

 シーパラの水槽は、円形で水流があるため、ビニールなしでもアクリルにぶつかりづらくなっています。

 マンボウにギリギリまで近づける水族館はとっても珍しいんですよ。

 水槽の中でのんびり暮らすマンボウとツーショットを撮ってみてくださいね。

 次回は12月を予定しております。

 

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文/森田為善

神奈川県出身。2018年入社。主にマンボウ、サメやエイなどの板鰓類を担当。
仕事終わりに甘いものを食べながら帰る。