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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第150回

アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか

2021年11月06日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

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24コアGPUモデルを選ぶなら 

 冒頭の経緯により、14インチのUltimate(最大構成)モデルを手に入れることになりましたが、もともとは24コアGPUモデルを選択しようとしていました。しかし今ふりかえってみると、この選択が果たして正しかったのか……。

 というのも、バッテリー持続時間を採るか、処理性能を採るか、もっとはっきりした方が良かったんじゃないか、と思ったからです。もしも処理性能を採るなら、32-core GPUのM1 Maxを選ぶべきでした。

 グラフィックス性能よりバッテリー持続時間との両立を目指すなら16コアGPUのM1 Proを選ぶべきで、24コアGPUのM1 Maxは若干中途半端な選択になっていたのではないかと思ったからです。もちろん価格は2万2000円単位で変化していきますので、おサイフとの相談でもあります。

 一方、24コアGPUのM1 Maxが16コアのM1 Proよりも優れているのは、前述のMedia Engineが2コ搭載されていること。HDRビデオやProResを扱うビデオ編集を多用する人にとっては、大きなパフォーマンスの向上が見込めて、32コアGPUモデルより少し安いというのは魅力になるかも知れません。

 

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。モバイルとソーシャルにテクノロジー、ライフスタイル、イノベーションについて取材活動を展開。2011年より8年間、米国カリフォルニア州バークレーに住み、シリコンバレー、サンフランシスコのテックシーンを直接取材。帰国後、情報経営イノベーション専門職大学(iU)専任教員として教鞭を執る。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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