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PCケース、マザーボード、ビデオカードなどがTUF Gamingシリーズ製のPOWERED BY ASUSモデル

第12世代Core i9+Z690搭載 ゲーミングPC「ZEFT G29PBA」ASUS 市川氏とパソコンショップSEVENに聞く「TUF Gaming」の魅力

2021年11月04日 22時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ASCII

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TUF GamingシリーズでまとめたPOWERED BY ASUSモデル
“余裕を持たせる”がキーコンセプト

──今日はよろしくお願いします。まずは、ZEFT G29PBAの特徴を教えてください。

中嶋孝昌氏(以下、中嶋氏):ZEFT G29PBAは、ケースやマザーボード、ビデオカードカードなどを、ASUSさんのTUF Gamingシリーズで統一しています。CPUクーラーは、TUF Gamingシリーズであはりませんが、同じくASUSさんの「ROG STRIX LCII 360 ARGB」を採用していまして、ASUSさんで統一した1台といっても過言ではないでしょう。弊社では、ROGシリーズでまとめたゲーミングモデルを用意したことはありましたが、これだけTUF Gamingシリーズで固めたモデルというのは初めてになります。

TUF Gamingシリーズは、車でいうとランドクルーザーのような位置付けと語る市川氏

──TUF Gamingシリーズというと、堅牢性の高いイメージがあります。

市川 彰吾氏(以下、市川氏):はい。もともとTUFシリーズのコンセプトは、ミリタリークラスのコンポーネントを採用し、24時間連続稼働のような状況でも安定して動作する“耐久性”に特化したものでした。セグメントではサーバー向けではないものの、サーバーとして使用しても十分な機能性を備えたシリーズという位置付けだったわけです。

 ですが、市場でゲーミングの需要が高まるにつれて、従来の耐久性を備えつつ、ゲーミング向けの機能も充実させるようになったのが、現在のTUF Gamingシリーズとなります。性能や機能はやはりROGシリーズに一日の長があるわけですが、ゲーミング用途で高品質かつコストパフォーマンスに優れたモデルがほしいと考える人にとっては、TUF Gamingシリーズはぴったりではないでしょうか。

 車で例えると、ROGシリーズがランボルギーニやフェラーリなどのスポーツカーとするなら、TUF Gamingシリーズはランドクルーザーといったところじゃないでしょうか。

──ケースもTUF Gamingシリーズを採用されていますね

西川 龍氏(以下、西川氏):弊社のラインナップでは、無難な黒色のケースのモデルが多く売れています。そんななか、今年の夏ごろからASUSさんの白色ケース「TUF Gaming GT501 White Edition」の取り扱いを始めたところ、これがお客様の評判がよく、かなり好調な売れ行きとなっています。そのため、今回の第12世代Coreプロセッサー搭載モデルでも、採用しようということになりました。

──このケースが好評である理由はどこにあるとお考えですか?

中嶋氏:1つはデザインですね。弊社のお客様で完全に真っ白なケースを好まれる方は、正直かなり少数派です。ですが、このTUF Gaming GT501 White Editionは、完全に白一色ではなく黒色の箇所も配されており、黒と白のバランスがしっかり取れているあたりが、好評を博しているようです。

 あとは、ASUSブランドを好まれるお客様が、「ROG Strix Helios」はサイズやコスト面でハードルが高く、このTUF Gaming GT501 White Editionであれば購入できるという理由から選んでいただいているというのもあるかもしれません。

TUF Gaming GT501 White Editionは、フロントパネルの上部に各種インターフェースを装備

天板には「ASUS ROG Strix Helios」のように持ち運ぶためのハンドルが用意されている

──TUF Gaming GT501 White Editionの組み立てやすさはいかがですか?

中嶋氏:弊社の組み立てスタッフからは好評ですね。かなり、しっかりした作りで、扱いやすいようです。弊社ではBTOパソコンとして販売しますので、お客様から組み立てに関するお声をいただくことはないのですが、それでもメンテナンスはかなりしやすいケースだと思います。

──TUF Gamingシリーズで揃えたということは、今回のZEFT G29PBAも、「POWERED BY ASUS」モデルということになるのですか?

中嶋氏:はい。弊社ではASUSさんと協業し、いくつかのPOWERED BY ASUSモデルを展開しています。POWERED BY ASUSを満たすには、ASUSさんのマザーボードやそのほかのパーツをマシンに搭載するといった、いくつかの条件があります。

 従来ですと、標準構成でASUSさんのパーツを搭載しているモデルがPOWERED BY ASUSになるのですが、弊社ではBTOでお客様がパソコンの構成を変更しても、その条件を満たせばPOWERED BY ASUSモデルとしています。そのかいもあってか、ROGシリーズのマザーボードとビデオカードを搭載したPOWERED BY ASUSモデルの中で、2021年上半期で日本市場における出荷数は、弊社が1位になったそうです。

──1位はすごいですね。BTOでASUS製のパーツに変更する方も多いのですか?

西川氏:結構多いですね。ASUSさんのブランド力と人気の高さは認知していたつもりだったのですが、改めて思い知りました。これも、ASUS製品の品質と性能の高さに裏打ちされたものだと思います。あと、先ほどHeliosの話が挙がりましたが、Heliosについても、2021年上半期で弊社が日本での出荷数1位になったそうです。

Core i9-12900Kの安定動作を確認済み
エアフローの優秀さも魅力

──CPUに話を移しますが、i9-12900Kを採用するにあたり、苦労した点はありますか?

中嶋氏:やはりCPUの冷却ですね。事前にうかがっていた話では、簡易水冷クーラーを使っても、i9-12900Kの温度は負荷を掛けると100度を超えるということでした。ですが、ZEFT G29PBAは弊社でのテストだと90度を超えることはあっても100度に届くことはありませんでした。

 これは、CPUクーラーの冷却性能の高さもさることながら、ケースのエアフローが冷却効果に大きく起因しているといえます。弊社がi9-12900K搭載モデルに、TUF Gaming GT501 White Editionを選んだ理由は、このエアフローの優秀さという点もあります。

水冷CPUクーラーの「ROG STRIX LCII 360 ARGB」。ラジエーターは360mmサイズで天板に搭載されている

フロントパネルには120mmファンを3基実装。これらのファンはLEDが内蔵され点灯する

──CPUクーラーをROG STRIX LCII 360 ARGBにした理由も、やはり冷却性能を重視したからでしょうか?

中嶋氏:ASUSさんの製品で揃えたかったという理由もあるのですが、一番の理由は、いち早くLGA1700規格のリテンションが用意されていた点ですね。もちろんおっしゃるとおり、冷却性能の高さもこのクーラーを選んだきっかけの1つです。

──電源ユニットはいかがですか? i9-12900Kを採用するにあたり、電源容量もかなりシビアだと思うのですが。

中嶋氏:定格出力が850Wでも足りるとは思うのですが、今回はそれより容量が大きいモデルを探していました。また、供給状況やコストパフォーマンスを考慮すると、やはり900Wや950Wより1000Wのモデルがベストな選択肢になりました。今回のZEFT G29PBAでは、“余裕を持った構成”を心がけてパーツのチョイスをしています。それは、安定性や耐久性はもちろんのことなのですが、1000Wを選んだのは電源容量にも余裕を持たせているというわけです。

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