総務省によるスマートフォンへの割引規制が強化されて早や1年。市場での売れ筋は10万円以上するハイエンドからミドルクラスに移行した。日本でも中国メーカーが勢いづき、日本メーカーは5万円以下でコストパフォーマンスのいいモデルでの勝負を余儀なくされている。
そんななか、ソフトバンク並びにシャープとタッグを組み、日本市場に参入してきたのがドイツの老舗カメラメーカーであるライカだ。初のスマートフォンとなる「Leitz Phone 1(ライツフォンワン)」を開発。世界で唯一、日本市場だけに参入してきたのだ。
本体価格は18万7920円。ライカのカメラとすれば割安かも知れないが、スマートフォンと考えるとかなり高額な部類に入る。
実際にLeitz Phone 1を手に取ってみると、質感が高く、所有欲をくすぐられる。同じスペックのシャープ・AQUOS R6と比べて5万円も高いのだが、ライカのデザインと言われてると、ちょっと納得してしまうところもある。
シニア・インダストリアル・デザイナーであるディビッド・スー氏は「スマートフォンという、我々にとって新しいものを作る上で、まずライカという歴史あるブランドの原点に立ち返ってみることが重要だった。象徴的な製品としてMシリーズがあるが、そのデザイン哲学を踏襲したかった。そのDNAを受け継ぐ上で、シンプルであり、本物志向、最高の品質をディテールまで徹底的にこだわる。一目でライカだとわかるプレミアム感を表現したかった」という。

この連載の記事
-
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 -
第258回
トピックス
アドビ、AIで若年層開拓 “映える”画像を作りやすく -
第257回
トピックス
ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に -
第256回
トピックス
KDDIドローン事業、9年目で軌道に乗る兆し 無人AIポート運用に成功 -
第255回
トピックス
楽天モバイル“値上げしない宣言”に他社が苦言 「自分たちでネットワークを構築しないくせに」 -
第254回
トピックス
クアルコム「Snapdragon」名称迷走 PC市場での認知施策が課題に -
第253回
iPhone
アップル新型「iPhone」全部比べた オススメはこれ -
第252回
トピックス
アップル「iPhone 17」eSIM専用に? 注目集める - この連載の一覧へ













