10月17日(日)の早朝、オートバックスの旗艦店舗「A PIT AUTOBACS SHINONOME」にて、毎月第3日曜日の恒例イベント「モーニングミーティング」が開催されました。今回のテーマはアバルト。はたしてどんなクルマとオーナーが集まったのでしょう?
アバルトオーナーは活動的!?
イベント当日は朝から雨。「雨だから、それほどクルマは来ないだろうなぁ。以前雨だったMINIの回でも、それほど多くは集まらなかったし」などと思いながら、会場に向かったところ……。
会場近くの道で元気に走る1台を発見! とりあえず取材はできそうだと安心しながら会場に入ると、「A PIT AUTOBACS SHINONOME」の敷地内がアバルトで埋め尽くされているではありませんか。
施設の屋外駐車場部分は言うに及ばず、3階建ての立体駐車場のうち、1階と2階部分がすべてアバルトという、筆者が取材した「モーニングミーティング」史上、最大の台数が集結したではありませんか! 右を見ても左を見てもアバルト595だらけ。そして昨年夏に販売終了した124の姿もちらほら。見ているだけでサソリの毒にやられそうです。
クルマのナンバーを見ると、多くは「595」「124」と、クルマの型番からインスパイアしたものがほとんど。ほかには「500」も多かったです。ここまでは予想できたのですが、予想外なのが県外ナンバーの多さ! 過去のイベントでは東雲という土地柄、都内や横浜、千葉、埼玉の参加者が大半を占めていたのですが、緊急事態宣言が解除されたこともあってか「大阪」「山形」「神戸」など、今まで見たことがないエリアからの参加者が多く「アバルトオーナーは活動的なのか?」と思ったり。
そんなオーナー像を見たところ、年齢層はかなり幅広いのですが、30代が中心の様子。シャイな方が多く「クルマと一緒に写真を撮らせてもらえませんか?」と声をかけるも「私なんか……」と逃げられる方の姿がちらほら。ですので今回はオーナー様との写真掲載は断念することにしました。
さらに女性の姿が多いのも特徴的。どうやらカップル、もしくは夫婦で参加されている方の割合が他の車種に比べて多い様子。中には「こっちが旦那のアバルトで、こっちが私のアバルト」という強者までいらっしゃいました。そんなアバルトの魅力を参加者に尋ねると「小粋」「走っていて楽しい」という言葉の他に「5ナンバーで使い勝手がイイ」「5ナンバーのMT車を探していたら、アバルトに出会った」という声を多く聞きました。
色はイタリアのクルマだから、赤が多いのかと思いきや、グレーやガンメタが多い印象。またボンネットとボディー色を変えている方も多く見かけました。
アバルトはカスタマイズしても楽しいクルマ
アバルト595はFIAT500をベースとしたカスタマイズカー。ゆえにツルシの状態で乗られるオーナーが多いと思っていたのですが、意外にもカスタマイズ率が高いのも印象的。子細にみるとイタリアのホイールブランドOZを装着されている方が多く、個人的には白のアバルトにOZのラリーレーシングの組み合わせはイイかも、と思いました。
そんなアバルトですが、「A PIT AUTOBACS SHINONOME」ではチューニングを強力にプッシュ。10月1日に店舗内にアバルトのカスタムショップ「La Buono コンシュルジュ TOKYO BAY」をオープンさせたほか、今回のイベントでも数多くのサードパーティーの出展ブースが設けられました。ちなみにモーニングミーティングで、ここまで多くの出展ブースの姿を見るのも初めて。
注目はHKS。チューニング界の雄である同社は、デモカーを導入して開発を開始しているというから驚きです。現在はブーストアップコントローラーとマフラー、サスペンションですが「今後、タービンにも手を出す予定」というから楽しみ。
「5ナンバーサイズでMT車」というのは本当に少なくなりました。そして走って楽しいとなると、さらに少なくなります。アバルトを見ながら「確かに魅力的なパッケージングかもしれない」と思った不肖は、すでにサソリの毒に罹患してしまったのかもしれません。
次回のモーニングミーティングは10月24日、テーマはBMWを予定しているとのこと。こちらもぜひチェックしてみてはいかがでしょう。オーナーでなくても見に行くだけでも楽しいですよ。
それでは最後に、参加された(ほぼすべて)の車両をご紹介します。その数、100台以上! サソリの毒が当てられぬよう、ご注意ください。