アドビは10月21日、電子契約サービス「Aobe Sign」を導入することでサブスクリプションサービスの契約にかかる日数を削減した日産自動車の事例を公開した。
日産自動車では、これまで自動車を購入したことがなく、販売店に出向くのもハードルが高いと考える“マイカー初心者”をメインターゲットに、車のサブスクリプションサービス「ClikMobi」を提供している。サービス開始当初はウェブサイト上で申込手続後に紙の契約書類のやりとりが必要だったが、Adobe Signを導入後は、契約手続きもオンラインで完結するようにした。
現在ではおよそ9割の顧客が電子サインによる契約を選択し、紙でのやりとりの際には平均1週間かかっていた契約作業をおよそ4日まで短縮することに成功したという。
日産自動車では今後、ClikMobiで実現したオンライン契約の仕組みを幅広く水平展開するとしており、新世代クロスオーバー電気自動車(EV)の「日産アリア」は、オンラインによる注文・契約を行なうことを発表したという。