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体組成も測定可能、新OS搭載「Galaxy Watch4」使ってみた

2021年10月20日 09時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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Watchを身体から離して、人差し指と中指をサイドキーに当てて、動かないにして測定する

初搭載の体組成計機能は、思っていた以上に正確

 Galaxy Watchに初めて搭載され、おそらく主要なメーカー製のスマートウォッチでは世界初だと思われる体組成計機能。これが気になって、購入を検討している人もいることでしょう。

 測定方法は簡単で、人差し指と中指の先をホームキーと戻るキーに当てて、15秒ほどじっとしているだけ。それだけで、骨格筋、体脂肪量、体脂肪率、体内の水分量などを測定できるという画期的な機能。ですが、筆者が測定しようとすると、測定が中断されて「指が乾かないように湿らせてください。」という表示が……。測定の前に手を洗うと、スムーズに測定できるようになりました。

測定を終えると、すぐに結果が表示される

 筆者が通うスポーツジムに設置されている体組成計での最近の測定値は、体重が80kgで、体脂肪率が26%、骨格筋量が30kgといったところ。要するに肥満体型です。1年ほど運動をさぼっている間に、すっかりだらしない身体になってしまいました。なので、シビアに身体を鍛えていらっしゃる方には参考にならないかもしれませんが、筆者と同じように「これから、頑張らないと……」という人は、ぜひ参考にしてください。

測定結果は「S Health」アプリに同期され、測定値の推移をグラフで表示することも可能

 Galaxy Watch4を使い始めた当初は、計測数値がかなり大きくなったり、逆に小さくなったりして、精度を疑っていました。しかし、1週間ほど経ったあたりから安定してきました。筆者が測定方法に慣れたからでしょうが、ソフトウェアのアップデートによって改善されたとも考えられます。現状は、本格的な体組成計と比べても誤差の範囲なので、かなり有益な機能だと感じています。ぜひ、毎日測定して、健康な体型に戻したいところです(汗)。

 活動量の測定機能は必要十分。着けているだけで、歩数、運動時間、活動カロリーが計測され、いつでも目標の達成状況を確認できます。要するに、Apple Watchの3つのリングと同じ機能ですが、モチベーションの維持につながるので、あったほうがいいと思える機能です。

毎日の活動量は自動で記録され、いつでもチェックできる

 Galaxy Watch4ならではと思ったのが、一定時間、体を動かさなかった場合に知らせてくれて、さらに簡単な運動へと導いてくれる機能。デスクワークが中心の筆者には、いい習慣になりつつあります。

一定時間、身体を動かしていないと、ストレッチに導いてくれる

 ワークアウトメニューは95種類あり、一定時間継続される運動を検知して、自動で活動量が記録される機能も備えています。筆者はスポーツジムのランニングマシンで測定することが多かったのですが、ワイヤレスイヤホンを着けていると、音声でも途中経過や計測結果などのデータが聞けて便利でした。

ワークアウト中の表示。シンプルで見やすい

ワークアウトのメニューから選択すると、すぐに計測スタート。画面を右方向にスワイプすると一時停止する

 個人的に残念に思ったのは、血圧が測定できないこと。Galaxy Watch4のグローバルの発表会では、血圧が計れて、心電図も取れると紹介されていましたが、日本版では、医療機器としての認証が取れていないためか、これらの機能を利用できません。まだ血圧を測定できるスマートウォッチは少ないので、利用できるようになれば、大きなアドバンテージとなるはず。今後のアップデートや、次期モデルでの対応を期待したいところです。

血中酸素レベルは測定可能。卓上に肘を立てて、時計を心臓の前にくるように固定して測定する。他社のスマートウォッチでは著しく低い数値が出たり、精度に不安を感じることがあるのだが、Galaxy Watch4は、信用できる数値が出るように感じた

睡眠をトラッキングして、眠りの質もチェックできる

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