「1GBまで0円」の楽天とどっちがおトク?
povo2.0の注意点として、180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止や契約解除になるとの説明があります。これは海外プリペイドSIMによくある仕様で、筆者も半年ごとに海外のSIMを端末に入れて「延命」する儀式を繰り返しています。
ではpovo2.0はどうかというと、「有料トッピングの購入」以外にも「音声通話」や「SMS」の利用も対象になるとのこと。KDDIは完全に0円で使い続けることは歓迎していないものの、料金の支払いが発生する使い方をしていれば問題なさそうです。
ライバルは同じく基本料金0円で並ぶ楽天モバイルでしょう。povo2.0ではeSIMの動作確認端末として「Rakuten Mini」など楽天ブランドのスマホを挙げており、楽天に不満のあるユーザーを取り込もうという姿勢がうかがえます。
基本スペックは楽天が優れており、データが毎月1GBまで無料、Rakuten Linkでの国内音声通話が無料。これに対してpovo2.0は音声は22円/30秒の従量制、トッピングを購入していない場合のデータ通信は128kbpsに制限されていますが、24時間の使い放題が1回330円など独自の強みもあります。
ただ、auと同じネットワークを使うpovo2.0に対し、楽天は地方でauローミングに頼っている状況のため、どこに住んでいるかによって評価は大きく変わってくるでしょう。両方のプランを契約し、物理SIMとeSIMのデュアルSIMで運用してみるのが最も賢い使い方かもしれません。
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