ごきげんよう。食いしん坊記者ナベコです。みなさん丸亀製麺はお好きでしょうか? 今回は丸亀製麺の気になる新商品をご紹介。
讃岐うどん専門店「丸亀製麺」は株式会社TOKIOの松岡昌宏さんと共同開発をした、「トマたまカレーうどん」を全国の店舗で9月3日から販売開始しました。
残暑が厳しい季節にもさっぱりと食べやすいようトマトの酸味をきかせた、ガツンと旨い一杯だそう。特徴として単品のうどんメニューであるにも関わらず「ひと口ごはん」が付いてきます。
カレーうどん自体は丸亀製麺でもレギュラーメニューとして存在するし珍しくありません。ところが「ひと口ごはん」をデフォルトでつけてくるってなかなかないし、大胆ではないですか。これは何かあるぞと、食べに行ってきました。
想像していたカレーと違った
ワクワクしながら「トマたまカレーうどん」(並690円)を注文。厨房内の作業の都合でか、うどんより先にごはんがスッと出てきました。メニュー内容は知っていましたが、不意をつかれ「私はうどんを頼んだはずなのになぜごはん」と一瞬びっくりしてしまいました。これはそういうものだと知覚するまでアハ体験のよう。
テッパンの薬味、ネギ・生姜・天かすをのせました。レンゲもいただいて、さていただきます!
最初の感想は「これはカレーじゃない」。想像してた以上にトマトの味が濃くカレーを凌駕していました。トマト入りカレーというよりかは、スパイスが効いたトマトスープ。トマトが少し苦手な人で、隠し味程度なら食べられるけれども、堂々と入っていると無理、といった場合に、間違っても頼んじゃいけない。それくらいにトマトが濃厚です。
製品の説明をみてみると、トマトにはずいぶんこだわっているようで、トマト缶と生トマトの2種類を使用。大きめにカットした旬のトマトを、香り立つにんにく、しょうがと炒めることで程よい酸味と甘味が加わり、これをカレーと合わせているそう。なるほど、それで想像以上のトマッティ。
にんにくもガツンときいています。さらに、口に入れた瞬間こそトマトの旨みと卵が混ざってマイルドに感じてカレーっぽくないと書きましたけれども、カレーの刺激的なスパイス達はあとからどんどん主張してきました。唐辛子にはカイエンペッパーを使用。唐辛子の中でもエッジがきいたものですね。う~ん、辛い! 食べ進めるごとにじっとりと汗がにじんできます。
辛いものが苦手な人やお子様にはオススメできないかな~。それくらいには辛さレベルが高め。もちろん、おいしく食べられる辛さの範疇で、です。辛いものがご褒美の私にとって、舌にチクチクした刺激が蓄積するごとにうれしくなって箸が止められません。
卵がうまい具合で、トマトの酸味やスパイスの刺激にまろやかさを加えてまとめています。おそらく卵がなかったら角が出てしまいこうまで食べ進めやすくはなかったでしょう。旨いのに刺激的でパンチがある絶妙なバランスは株式会社TOKIOの松岡昌宏さんの経験やアイデアによるものなのでしょうか。想像しながら食べるとさらに味わい深いものです。
うどんはツルモチの太麺。丸亀製麺のうどんは店舗内で作っていて、しっかりと弾力がありますよね。モチモチの太麺は濃厚なカレーだしにも相性良し。余談ですが、こうしたカレーうどんを食べる時にだしが飛び跳ねてしまわないかヒヤヒヤしますよね。私はなぜかカレーうどんを食べる時に限って薄い色の服を着てしまいがちで……。この日は無事にシミを作らず食べきることができました。勝ったぞ。
天カスは絶対入れたほうがいい
想像してみてください。トマトの旨味、酸味、カレーのスパイスやにんにくの刺激、卵のまろやかさがぎゅっと凝縮したカレーだしがごはんに合わないはずはありません。ごはんにかけるとあっという間にさらわれていきます。めちゃウマ! あらためて今回の「トマたまカレーうどん」はうどんメニューとしてはずいぶん濃い味だということに気がつかされました。ごはんがセットになって完成で、間違いありません。
ちなみに無料の薬味の中で、特に「生姜」と「天かす」はのせたほうがいいです。オススメ。生姜はだしに溶け込むとニンニクの風味とあわさってとてもにホットになり、食欲をそそる感じを増進させてくれます。また、カレーだしを吸った天かすをごはんと一緒に食べると、不思議とカツカレーを食べている気分になれました。これを加えない手はないです。
丸亀製麺にいくと天ぷらも欲しくなります。今の季節限定で出ている「長なす」(130円)が他の天ぷらの中でもずば抜けて大きくて買っちゃいました。うどんにのせるとこのように、ドーン。
天ぷらの衣がカレーだしを吸ってくれて、最後までてんこ盛り気分でいただきました。
ニンニクが後味にずっと残る
「トマたまカレーうどん」を完食。「ひと口ごはん」も付いたボリューム感あるメニューではありますが、トマトの酸味であまり重いと感じず食べきれました。が、ある意味そのインパクトを知るのは少し後。食べた後、数時間、口の中ににんにくの風味が残って、アタマの中からずっと「トマたまカレーうどん」が離れずにいました。見かけ以上ににんにくを使っているのかもしれない……。にんにくをきかせたスタミナ系のラーメンとはいいますが、こちらはにんにくをきかせたスタミナ系カレーうどん。ヤミツキな中毒性があります。
そんな「トマたまカレーうどん」は10月中旬までの期間限定で、今のうちしか食べられません。 今回スタンダードな「トマたまカレーうどん」を食べましたが、お値段プラスで「豚肉のせトマたまカレーうどん」(並890円)なるものもあります。もちろんひと口ごはん付き。お肉がのってて食べ応え満点、食欲が満たされること間違いなしの一杯。 他では味わえないインパクトのあるうどんメニューなので、辛いものの刺激が欲しい、にんにくで元気を出したい時など頼んでみてはいかがでしょう。
※記事中の価格は税込。
※テイクアウトに対応。ただしテイクアウトには「ひと口ごはん」が付きません。
訂正とお詫び:テイクアウトについての補足事項を修正しました(9月16日)
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