Boxでは、クラウドにアップロードされたデータのスキャンと分類、セキュリティの確保、知的財産の保護、企業内あるいは顧客、パートナーとのコンテンツの共有、コンテンツを介したコラボレーション、ワークフローの自動化、業務プロセスの効率化を実現する機能を提供。そして、今年夏には、新たにドキュメントへの電子サイン機能がネイティブに組み込まれた。これは、ハンコ文化がある日本の要求を取り入れた機能であり、Boxのユーザーは追加料金なしで利用できる。
また、レヴィ会長兼CEOは、新たにコンテンツを「公開」するための新機能も開発していることを明らかにした。
「販促資料やマーケティング資料を社内向けに公開する機能であり、ドキュメントの保持およびガバナンスの確保により、コンテンツの全ライフサイクルを通した管理が可能になる」とする。
さらに、「Boxの製品ロードマップは、ますます画期的になっている。Boxのイノベーションはかつてないペースで進行している。他のエンタープライズソフトウェア企業よりも速いスピードで成長を遂げている」と語る。
2021年10月6日(米国時間)には、同社の年次イベント「Box Works 2021」が開催されるが、そこで数多くの新機能が発表されることになりそうだ。
「Boxは、今後もイノベーションを継続し、コンテンツクラウドを進化させ、働き方変革の支援をしていく」と、レヴィ会長兼CEOは語る。
レヴィ会長兼CEOは、大の日本好きでも知られる。2021年7月に開催されたBoxWorks Digital Tokyoでも、「日本を訪れたのは1年半以上前である。日本のみなさんに直接あえないのが残念である」と語った。そして、Box Japanの古市克典社長によると、「オンライン会議で話をするたびに、コロナ禍が明けたら最初に訪れたいのが日本だと言っている」という。
Boxは、これまでにも日本の要求を積極的に取り入れてきた。それも日本での成長につながっている要因のひとつだ。
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