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人気売れ筋炊飯器比較 第5回

象印の炊飯器は「もちもち弾力」が最強です

2021年09月13日 09時00分更新

文● 石井和美 編集● ASCII

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好みにあわせて硬さを調整する「わが家炊き」が便利

 メニューはエコ炊飯、わが家炊き、しゃっきり・ややしゃっきり、ふつう、ややもちもち、もちもち、熟成、急速、炊きこみ、すしめし、おかゆ、雑穀米、麦ごはん(ふつう、もちもち)、蒸気セーブ、やわらか、玄米(ふつう、熟成)、おこわ、発芽玄米。しゃっきり・ややしゃっきりなど、食感を決め細かく設定できます。

 どちらかというと弾力が強めですが、好みに合わせて49通りの炊き分けができます。人気のコースは「わが家炊き」。水の量を変更せず、前回食べたごはんの味の感想を、アンケート方式で回答するだけで、炊き方を微調整してくれます。

 同じ銘柄でも収穫する産地や気候の変動によって食感は微妙に変わりますが、その家庭にあった好みの食感に炊き上がります。炊くたびに好みの味に進化する、便利な機能です。

操作パネルの文字がやや小さいのが難

 幅230×奥行305×高さ205mm、質量は約5.5kg。消費電力は1140W。圧力系としては蓋が軽く、力を入れずに閉めることができます。

 コースはお米を選択してからメニューを選択しますが、一部線で囲っており、文字が全体的に小さく詰まっているので少々見にくいです。

今回試した中では本体サイズは小さめ。ただし炊飯は4合まで

内釜

目盛り線は見やすい

操作パネルは文字が詰まっており、少々見にくい

お手入れはとにかく簡単 内釜も軽い!

 内釜は実測で647gと一番軽く、お手入れがとにかく簡単でした。内釜を本体から取るときも、左右に溝があるので手を入れやすく、スッと外すことができて便利です。

 お手入れもラクです。蒸気キャップはなく、取り外して洗うのは内鍋と内蓋のお手入れのみ。ただ、内蓋は小さなキャップ(雑穀フィルター)をはずしてお手入れする必要があります。これは毎回ではなくて大丈夫とのことですが、キャップがはまりにくいので少々面倒に感じました。

内釜は647gと今回の中では最軽量

本体には内釜を外しやすくするため、両側に溝があります

蒸気キャップはなく、洗うのは内ふたのみ

自分好みの食感を追求したい人に

 「わが家炊き」がユニーク。アンケート形式でごはんの感想(かたさ、粘り)を炊飯ジャーに入力していくことで我が家炊きメニューを家庭の好みの食感に調整できます。弾力が強すぎたので、もう少し弱めたいというときは「強(好みより粘りが強い)」と答えると釜が自動で調整。自分好みの食感を追求したい方に使っていただきたい炊飯器です。

 

筆者紹介──石井和美

白物家電や日用品などを中心に製品レビューを得意としています。レビュー歴15年以上。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っています。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

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