ゲーム機型PC性能チェック 第1回
Ryzen 5 4500U搭載と現状唯一無二のAMD APUを備えるゲーム機型ポータブルPC「AYA NEO」の魅力に迫る
2021年08月06日 17時30分更新
ゲームをプレイするPCというと、高性能なGPUを搭載したデスクトップPCやノートPCが一般的だ。しかし、Nintendo Switchのように小型のディスプレーを備えた携帯ゲーム機感覚でPCゲームをプレイしたいという人もいる。そんな人の要望を叶える小型のポータブルPC(UMPC)が近年増えて来ている。
中国の深センに本社を構えるGPD Technology社がクラウドファンディングを経て、5年前に発売した「GPD WIN」を皮切りに、ONE-NETBOOK Technology社などもコントローラーを搭載したポータブルPCを発売。最近では、GPD Technology社がキーボードがスライド式で収納できる5.5インチ(1280×720ドット)液晶を搭載した「GPD WIN 3」を発売。ONE-NETBOOK Technology社も8.4インチ(2560×1600ドット)と画面が大きめで高解像度な「ONE XPLAYER」を発売した。
これらは、いずれもインテル製CPUを採用していたが、ここにきてAMD製のCPU搭載機も話題に上るようになってきた。記憶に新しいのは、ゲーム販売プラットフォーム「Steam」を運営するValveが発表した「Steam Deck」だ。Steam DeckはZen 2、RDNA 2アーキテクチャーのAMD製カスタムAPUを搭載し、多くのゲームが快適に遊べるという。なお、OSはWindowsではなくLinuxベースのSteamOSを採用しており、基本的にはSteam専用機となる。
このSteam Deckは、Valveから発売するということで、これまでGPD WINのようなWindows搭載のコントローラー操作が可能なポータブルPCを知らなかったライトユーザーの間でもSNSを中心に話題となり、かなりの注目を集めている。ただし発売は米国、カナダ、欧州、英国が2021年12月、日本では2022年予定と、少々先の話だ。
Steam Deckに期待している人は多いと思うが、実は、もっと早く手に入るAMD製プロセッサー搭載のゲーム機型ポータブルPCがある。それが今回紹介する「AYA NEO」だ。
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