売れ筋高級ファン4モデルを紹介
ケースファンの主なスペックがわかったところで、次は冷却性能アップにつながる高級ファン4モデルを紹介していこう。
入手しやすくなったNoctuaの鉄板モデル
1基目は、世界中の自作ユーザーから高く評価されているケースファン&空冷CPUクーラーのトップブランドとなるNoctuaから紹介していこう。
Noctuaは、価格は割高ではあるが、優れたスペックで、本格水冷システムを組む人などに古くから人気があった鉄板メーカーになる。Noctuaカラーで通じる、茶色いカラーリングは好みが分かれるところだが、近年ではさまざまなPC関連アイテムを扱っている販売代理店のサイズが製品の取り扱いをスタート。ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でも入手できるようになっており、製品を目にする機会が大幅に増えている。
そんなNoctua製ファンの定番中の定番モデルが、2018年の発売以来、多くのPCパーツショップ店員が推しとして挙げる「NF-A12x25」シリーズのPWMモデル「NF-A12x25 PWM」になる。
製品情報 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | Noctua | |||||
製品名 | NF-A12x25 PWM | |||||
製品情報 | https://Noctua.at/en/nf-a12x25-pwm | |||||
口径 | 120mm | |||||
回転数 | 450~2000rpm | |||||
風量 | 60.094CFM | |||||
静圧 | 2.34mmH2O | |||||
軸受 | 流体軸受(SSO2ベアリング) | |||||
騒音値 | 22.6dBA | |||||
耐久性 | MTTF 15万時間 | |||||
製品保証 | 6年間(サイズ扱い品は2年間) | |||||
製品保証 | 4050円前後 |
1基あたり4050円前後と4モデルのなかで最も高額になるが、風を送ることにトコトンこだわったNoctuaファンの集大成モデルになる。450rpmの低速域から、60.094CFMの高風量を生み出す2000rpm回転まで、用途を選ばないスペックになっている。
独自開発の超硬質素材「Sterrox LCP」を採用するのが特徴で、0.5mmにまで縮められたフレームとファンブレードの隙間や、回転による素材の伸び(膨張)を抑えつつ、軽量かつ回転時の振動を押さえる剛性を備えている。
この連載の記事
-
第60回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】美観を損ねるチューブが目立たない! LIAN LIの水冷「HydorShift AIO」は内部を見せたい派必見 -
第59回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】ギッシリ詰め込んだ感が最高な小型ケースでPCを組んだら想定外のことが多数起きた -
第58回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】3GB/秒の爆速外付けSSDを自作できるAOTECHのUSB4エンクロージャー -
第57回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】「DeskMeet X600」と組み合わせたいCPUクーラーを見つけ出す! -
第56回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】天然木フェイスが秀逸なPCケース「North」を触ってみた -
第55回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】PCIe4.0最速クラスで2TBが2万円切り!SUNEASTのSSD「SE900 NVMe 70」を使ってみた -
第54回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】大型水枕を装備するAlphacool製水冷ならCore i9-13900Kを余裕で冷やせる? -
第53回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】定番CPUクーラーDeepcool“AK三兄弟”の実力を再チェック! -
第52回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】定番140mmファン4製品の性能を比較 -
第51回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】用途や環境によっては500GBで十分! WD_BLACK SN770の500GBを試してみた -
第50回
PCパーツ
【鉄板&旬パーツ】DeepCoolの白色クーラー「AK620 WH」はCore i9-12900KFを冷やせるか? - この連載の一覧へ