全モデルがRiiiver対応。使い方を各モデルに最適化した
新しくCITIZEN CONNECTEDブランドに加わるスマートウォッチと、wena 3と連携するラインナップの共通点は、すべてのモデルがIoTプラットフォーム「Riiiver」をサポートしたことだ。
Riiiverの特徴はユーザーが様々な「iiidea(アィイデア)」と呼ばれる機能をスマートウォッチに追加して、なおかつその使い勝手を自由にカスタマイズできるところにある。そしてシチズン公式のモバイルアプリ「Riiiver」から「ピース」と呼ばれるエレメントを組み合わせれば、ユーザーがほしいiiideaを自由につくることもできる。
Riiiver対応のスマートウォッチがあると、例えば腕時計のボタン押し操作などでiiideaを呼び出し、スマートリモコンやスマートロックなどユーザーが導入したIoT家電を遠隔操作できる。
W770の場合、iiideaの選択と設定、そのほかの細かなウォッチの本体設定は、7月1日にアップデートが公開されたアプリ「CITIZEN Eco-Drive W770」からする。iiideaの作成は引き続きRiiiverアプリが対応する。W770は本体側面にレイアウトした「りゅうずを引き戻し」か、またはその上下に配置した「ボタンの同時押し」操作に1件ずつのiiideaを割り当てることが可能だ。iiideaの実行結果はスマホからの通知機能と同様に秒針の動き、音や内蔵モーターによる振動が知らせる。
W510は従来通り「CITIZEN Eco-Drive W510」(旧名称「CITIZEN Eco-Drive Riiiver」)アプリから、スマートウォッチにiiideaを設定して使う。アプリを上手に使えば、時計に内蔵する加速度センサーが取得したデータを元に計測した活動量、歩数や消費カロリーを数値化したグラフも参照できるところが本機の魅力だ。ある一定の活動量に達した時、自動的にiiideaを動かすという使い方もある。
wena 3の場合は先述の通り、ソフトウェアアップデートにより専用アプリにRiiiverの設定と操作機能が入る予定だ。wena 3では本体の物理ボタンを押したり、有機ELディスプレイをタッチする操作がiiideaを発動させるトリガーになりそうだ。あるいは電子決済をしたり、心拍センサーから読み取った情報に連動するiiideaがあってもおもしろいと思う。試せる機会が今からとても楽しみだ。
