シチズン時計(以下、シチズン)には時計を知り尽くすウオッチブランドならではと言える、ユニークなスマートウォッチの製品群がある。この夏、シチズンは独自に立ち上げたIoTプラットフォーム「Riiiver(リィイバー)」と連携するスマートウォッチカテゴリー「CITIZEN CONNECTED」を立ち上げて、ラインナップの拡大強化を図る。さらにソニーのスマートウォッチ「wena 3」とつながる、シチズンのスマートウォッチも一気に増えた。各モデルの特徴を整理してみよう。
CITIZEN CONNECTEDとして新たな一歩を踏み出す
このたび「CITIZEN Smart Watch」の2つのカテゴリーから、計11機種の新しいスマートウォッチが発売される。2019年に初めてのRiiiver対応スマートウォッチとして発売された「Eco-Drive Riiiver」は、名称を「CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W510」に変えて販売を継続する。
新しいシチズンのスマートウォッチカテゴリーは、全部で3つのシリーズに分類される。どのシリーズにもデザインや機能が異なるバラエティに富んだラインナップが充実した。
「CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W770(以下:W770)」は、既存の「CITIZEN Eco-Drive Bluetooth」のコンセプトを継承するスマートウォッチだ。
先進的なスマート機能を搭載しながら、本格アナログ時計として風格が漂うデザインにまとめ上げた。既存のラインナップはどちらかと言えば個性が強く未来的な雰囲気を特徴としているが、新しいW770のデザインはよりエレガントで落ち着きがあり、フォーマルなビジネスシーンの装いにもよく合いそうだ。
インデックスにクロノグラフを搭載するW770には、5つのバリエーションがある。ケースのカラーはブラック、シルバー、ゴールドの3種類。バンドは素材とカラーが異なるモデルに分かれる。価格は6万3800円から7万4800円まで展開する。
●「CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W770」のラインアップ
Bluetoothでスマホに接続すれば、腕時計の自動時刻修正やワールドタイム表示が簡単にできる。ペアリングしているスマホに通話着信やメール/SNS等の通知があると、ウォッチがビープ音や内蔵モーターによる振動で知らせる。秒針がインデックスの表示を静かに指し示して、通知の内容を知らせるギミックも既存のモデルから受け継いだ。
ASCIIでその魅力を様々な角度から伝えてきた「Eco-Drive Riiiver」は、シチズンのIoTプラットフォームRiiiverに最適化されたスマートウォッチだ。新たに「CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W510(以下:W510)」として名前を変えても、遊び心に満ちた独創的でカジュアルなデザインと機能性は変わらない。W510にはデザインが異なる3つのバリエーションモデルがあり、全10機種のラインナップが並ぶ。