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3ステップ以下で文書スキャンができる「PaperStream ClickScan」を追加、ユーザー領域拡大を狙う

PFU、業務用スキャナー「fiシリーズ」で簡単操作ソフトの無償提供開始

2021年06月22日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 PFUは2021年6月22日、業務用イメージスキャナーfiシリーズ専用ソフトウェア「PaperStream」の新ラインアップとして、書類のスキャン操作を3ステップ以下に簡素化する「PaperStream ClickScan」を追加した。合わせて、既存の「PaperStream Capture / Capture Pro」や「PaperStream IP」もインタフェースの刷新や機能強化を図っている。fiシリーズユーザーは無料でダウンロード/アップデートできる。

fiシリーズ専用ソフトウェア「PaperStream」のラインアップ。ClickScanが追加されたほか、他の製品もそれぞれアップデートされている

 PaperStream ClickScanは、「fiシリーズの業務用スキャナーをシンプルな用途で簡単に使いたい」というユーザーニーズに対応した新しいソフトウェア。原稿をスキャナーにセットして(1)スキャンボタンを押し、(2)PCでファイルの出力先を選択、(3)保存前に画像の確認/編集をするという3ステップの操作だけで、スキャン画像が保存できる。

「PaperStream ClickScan」では、3ステップ以下で文書のキャプチャが可能

 さらに、スキャン後の出力先を選択したり、プレビュー表示を確認したりする必要がない場合は、あらかじめ設定しておくことでそれらの操作を省き、スキャンボタンを押すだけの「1ステップ」操作まで簡略化することもできる。

 なおPaperStream ClickScanは、より高機能な既存ソフトウェアであるPaperStream Capture / Capture Proと併用することも可能。大量の書類をスキャンする定常業務ではCapture / Capture Proを利用し、一時的に少量のスキャンをしたい場合にはClickScanを使う、といった使い分けができる。

 PFUでは、ClickScanでシンプルな操作を実現することで設定や教育にかかるコストを最小限に抑えられるため、IT部門のサポートなしでスキャナーによる文書管理導入を検討している顧客に適しているとしている。

 PaperStream ClickScanは、fiシリーズのソフトウェアダウンロードページから無料でダウンロードできる。対応機種はfi-7900、fi-7800、fi-7700/S、fi-7600、fi-7480、fi-7460、fi-7300NX、fi-7280、fi-7180、fi-7260、fi-7160、fi-7030、fi-800R、fi-65F、SP-1425。6月22日より提供開始(SP-1425のみ7月22日より)。

 既存のPaperStream IP / Capture / Capture Proもバージョン3.0にアップデートされ、機能強化が図られている。

 スキャナードライバのPaperStream IPでは、インタフェースが刷新された。現在のスキャン設定内容が一覧表示されるようになり、プレビュー機能では設定変更がすぐ画像に反映されるため直感的な設定が可能となった。そのほか「向き補正機能」の強化と改善も行われている。

 PaperStream Capture / Capture Proでは、ユーザーが繰り返し手作業(白紙削除、向き補正、仕分け)を行った場合に、それらの自動化設定ができることを知らせる「設定アシスト機能」が追加されている。

PaperStream IPの新しいユーザーインタフェース。設定内容や設定変更時の変化がより直感的に確認できるようになった

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