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Googleフォト有料化、カードスロット廃止で行き場を失ったデータをどうするか、Galaxy S21 Ultra 5Gで検証

スマホで肥大化する大容量データを外付けSSDに逃がすのが思いのほか便利だった件

文●平澤 寿康 編集●北村/ASCII

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外付けSSDならmicroSDカードより5倍高速

 では、外付けSSDのT7 Touchを利用した場合の転送時間はどうか。その結果は下に示したとおりで、転送時間は約35秒と、比較的高速なmicroSDカードであるEVO Plus 512GBの1/5ほどの短時間で転送が完了している。

容量約11.3GBの8K動画ファイル転送時間を3回計測 (←fast)

 転送速度としてはおよそ320MB/sほど。T7 Touchが持つ最大限の速度が発揮されているわけではないが、接続インターフェースがUSB 3.0であることを考えると、申し分ない速度が引き出せている。これだけ短時間で大容量の動画データを転送できれば、転送待ちでイライラすることもないはずだ。

 なお余談になるが、USB 2.0のケーブルで接続してしまうと30~40MB/s程度の速度しか出ないので、T7 Touch同梱のUSB 3.2 Gen2対応のケーブルを使おう。

容量約11.3GBの8K動画ファイル転送時間の平均値。T7 Touchの速さが圧倒的なのが一目瞭然

スマートフォンの動画を転送するなら外付けSSDで決まり!

 今回見てきたように、スマートフォンでも外付けSSDは高速な外部ストレージとして有効に活用できることが分かってもらえたと思う。特に、スマートフォンで動画を撮影する機会が多いという人にとっては、撮影した動画データを素早く転送できるという点が非常に大きな魅力となるはずだ。なにより、PCで転送したデータを活用する場合でも、SSDなら保存データに高速アクセスできることで、編集作業なども快適に行なえる。

 確かに、外付けSSDはmicroSDカードやUSBメモリーに比べるとやや高価な場合が多い。とはいえ、速度は圧倒的で、そのコスト差を補ってあまりあるほどのメリットがある。そういった意味では、microSDカードが利用できるスマートフォンでも、外付けSSDの利用を視野に入れてもいいほどだ。そのため、スマートフォンで動画を撮影しつつ、ストレージ不足や、撮影動画の転送に時間がかかる点を気にしているなら、外付けSSDの活用を強くお勧めしたい。

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