AMDは5月27日(米国時間)、国立エネルギー研究科学計算センター(NERSC)が導入する新しいスーパーコンピューター「Perlmutter」に、AMD EPYC 7003シリーズプロセッサーが採用されたと発表した。
ローレンス・バークレー国立研究所で使用される新しいスーパーコンピューターは、現在NERSCで利用可能な計算能力の4倍を達成すると期待されており、世界最速のスーパーコンピューターの1つになるという。Perlmutterは科学的シミュレーション、データ分析、AIに活用し、クリーンエネルギーや気候に関する研究に役立てられる。
Perlmutterは、2つのフェーズを経て導入される予定。現在稼働中の「フェーズ1」では、1536のノードそれぞれに1つのAMD EPYC 7763プロセッサーと4つのNVlink接続されたA100 Tensor Core GPUが搭載されている。2021年後半に予定されている「フェーズ2」では、さらに3072のCPUのみのノードが追加され、それぞれに2つのAMD EPYC 7763プロセッサーと512GBのメモリーが搭載される。