前へ 1 2 3 次へ

モニターは色味と応答速度のどちらを取る? という選択肢はもう過去の話

RAPID IPS+量子ドット技術で応答速度1msと広色域を両立したゲーミングディスプレー、MSI「Optix MAG274QRF-QD」レビュー

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ディスプレーの設定を行なうOSD画面は、背面のスティックで操作ができるので、非常に快適。スティックには、それぞれ機能を割り当てられる。さらに、USBケーブルを接続すると「Gaming OSD」からの制御もできるので、ゲームごとに設定を変えたいときでも、あらかじめ設定を連動しておけば、起動するだけで自動的に最適な画面設定へ切り替わってくれる。

OSDの操作は、スティックタイプが一番いい。背面にあっても操作が直感的なので迷うことがない

スティックを倒す方向で機能を割り当てられる。Gaming OSDアプリを使わずに手軽に操作したいとき便利

 また、ディスプレーの左下にボタンがあり、Gaming OSDで機能を割り当てられる。初期設定ではGaming OSDアプリが起動するようになっているが、特定プロファイルに切り替えたり、ウィンドウ分割の設定に割り当てたりすることで、Gaming OSDを起動せずともボタン1発で指定した機能を実行してくれて便利だ。

ディスプレーの左下にボタンがあり、機能を割り当てられる。スティック、Gaming OSDとうまく使い分けて効率よくディスプレーを使いこなしたい

機能の割り当てはGaming OSDから行なえる

 リフレッシュレートを165HzにしてFPSゲームをプレイしてみたが、残像感は少なくて非常にクリア。暗部を明るくする「ナイトビジョン」モードも用意されているので、敵を視認しやすくすることもできる。だからといって、即うまくなるかというのは別問題なのだが、少しでも不利な点を解消してプレイするに越したことはない。筆者の得意なドライビング系ゲームもプレイしてみたが、リフレッシュレートが高いと高速走行からの減速時、ブレーキングポイントの見極めがしやすく感じた。

Windowsの「ディスプレイの詳細設定」でリフレッシュレートを165Hz(数値的には164.835Hzと表示されていた)に設定するのを忘れずに。またゲーム内でも設定箇所があるので注意

Gaming OSDでユービーアイソフトの「レインボーシックス シージ」と連携設定。こうしておけば、通常使いとゲームとで自動的に設定が切り替わるのでスムーズにプレイできる

 あと、やはり広色域なので写真や動画の編集用途としても活用できる。WQHDということで、FHDより作業できるスペースが広いところもポイントだ。

ゲームにもクリエイティブにも活用したいディスプレー

 「Optix MAG274QRF-QD」は実売価格6万9000円前後。同じ27インチのモデルに比べて若干高い価格設定だが、性能やディスプレーの可動領域の広さを考えると妥当な線だろう。ゲーミングはもちろん、クリエイティブにも十分活用できるし、コロナ禍でテレワークをしている人にもセカンドディスプレーとしてオススメしたい。

 ゲーミングディスプレーも応答速度やリフレッシュレートだけでなく、画質の良さにも目を向けた製品を選ぶ時代になってきた。巣ごもり生活で仕事も遊びも行なう人、ディスプレーを買い替えたいと考えている人に、検討してほしい一台だ。

前へ 1 2 3 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2017年
01月
03月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
2016年
01月
03月
05月
06月
09月
11月
2015年
01月
03月
04月
06月
2014年
05月
06月
09月
10月
11月