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【実機レビュー】初代機とは別モノ! 新Google Nest Hubの音質や睡眠支援が好感触

2021年05月10日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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音楽再生をチェック。低音が強化されたことで全体のサウンドバランスが整った

音楽性が増したサウンド

 第2世代のGoogle Nest Hubも、本体に43ミリ口径のフルレンジドライバーを1基搭載する。スピーカーシステムのハードウェア構成は、前世代機から変えていないようだ。ソフトウェアのチューニングにより、低音再生を約50%強化した。

 音を聴いてみると、確かに第2世代の方が音楽、あるいは映画の効果音として一体感のあるサウンドが聴きやすくなっていた。女性ボーカルがリードするジャズバンドの演奏を再生してみると、音楽のエネルギーを浴びながら聴くような充実感が得られる。より肉厚なウッドベースのグルーブ感がいい。ボーカルの立体感、張りと艶も鮮明だ。ピアノやサキソフォンの音色も華やかに感じられる。元もとGoogle Homeアプリから低音と高音のバランスをイコライザーで調整できる機能もあるが、これを使わなくても新しいGoogle Home Nestは十分に力強く、まとまりの良いサウンドが楽しめる。

 Netflixでドラマを再生してみても、やはりセリフの聞こえ方が格段によくなっていた。細かな効果音の粒立ちもよく、7インチのコンパクトなディスプレーの向こうに広がる映像の世界に没入できた。スピーカーの音質が向上したことだけでも、第2世代のGoogle Home Nestに買い換える価値がありそうだ。

ベッドサイドでの動画鑑賞にも最適

 Google Nest Hubが搭載する7インチのディスプレーは、寝室の枕元に置くとちょうど良いサイズ感であることがとてもよく実感できる。就寝前にYouTubeやNetflixの動画を見る用途にも最適だが、ひとつ注文を付けるとすればスマホのPixelシリーズには搭載する「夜間モード」を追加して、目に優しい画質で見たい。

スマートホームデバイスを直感的にタッチ操作によりコントロールできることのメリットが実感できた

 Google Nest Hubシリーズに共通して言えることはやはり、スマート家電の視覚情報付きコントローラーとして優れているということだ。ベッドサイドでの使用にも適していて、眠る直前にスマート照明の灯りを落としたり、照明のホワイトバランスを調整して心地よい睡眠環境にチューニングできる。スマホでもできることだが、7インチという画面サイズが実に心地よかった。

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