rinnaは4月20日、自由に雑談するAIチャットボットの開発と販売においてギブリーと協業すると発表した。
rinnaはMicrosoftのAI&リサーチ部門でAIチャットボットの研究を行なっていたチームがスピンアウトして設立したAI開発企業。ディープラーニング技術を活用してAIが文脈に応じた会話文を自動生成して人間と自然に会話する「共感チャットモデル」、AIが話し声や歌声で豊かに感情を表現できるようにする「音声合成システム」などの技術を発表している。
ギブリーは業務自動化支援やデジタルマーケティング支援、エンジニア人材育成/採用支援を展開するIT企業。サービスとして業務自動化チャットボットやチャットボット型オンライン接客ツール、企業のLINE公式アカウント運用ツールなどを提供。
協業により、会話内容や音声表現をカスタマイズしてキャラクター性を持たせたAIチャットボット(AIキャラクター)を開発できるrinnaのプラットフォーム製品「Rinna Character Platform」をギブリーのタスク指向型チャットボット「PEP」「SYNALIO」「LIBERO」に提供。ギブリーではrinnaのAIチャットエンジンを使って自由会話をする能力をチャットボットに付与する。
また、今後ギブリーはrinnaの独立系ソフトウェアベンダーパートナーとして、Rinna Character PlatformのデフォルトAIキャラクターをPEP、 SYNALIO、LIBEROに組み込んで企業ユーザーに販売する。