マキタの共通バッテリーで使えるワークライト
またまたマキタグッズを買ってしまいました。今度はライト。充電式LEDワークライト「ML807」という製品です。ワークライトは作業灯のことで、基本は仕事でもプライベートでも作業時に使われるものですが、マキタでは災害への備えとしてもおすすめしています。
充電式といっても本体にバッテリーを内蔵しているわけではなく、これまでに買ったマキタの扇風機や掃除機、インパクトドライバーなどと共通のリチウムイオンバッテリー仕様です。
マキタのバッテリーは電圧の違いで数種類あって、うちにあるのは14.4Vと18V。最初のころに買った掃除機とレシプロソーが14.4Vだったんですけど、そのあとやっぱりパワフルな方がいいかなと思って18Vに移行したんですよね。
おかげで2種類のバッテリーがあることになってしまい、そこはちょっと失敗。ただ、扇風機など一部の製品は14.4Vでも18Vでも使えるようになっていますし、このライトも両対応です。
ちなみに対応製品が最も多いのが18Vバッテリーで、カタログでは295モデルとなっています。その次が14.4Vバッテリーで139モデル。
この対応製品が多いというのがヤバくて、普通なら本体があってバッテリーは付属品という扱いじゃないですか。それが、まずバッテリーがあって、対応している製品がラインアップされているという感じなんですよね。ついあれこれ買ってしまうというマキタ沼にハマり始めています。
メインライトはLED20灯
LEDはメインとサブの2つあり、メインLEDは20灯、サブLEDは1灯となっています。スイッチを1回押すとメインLED20灯が点灯、もう1回押すと半分の10灯になり、さらにもう1回押すとサブLEDに切り替わります。
メインLEDは5灯×4列の形で配置されていて、20灯点灯したときの照射範囲は360度。メリットはなんといっても周囲もすべて明るくなるところ。作業自体は手元のライトでもいいんですが、工具やパーツをあちこちに置いたりすることが多いので、全体が明るいに越したことはありません。
ライトの明るさは光束と照度で表わされます。ライトのパッケージによく350とか500とか書いてあったりしますが、あれが光束。単位はルーメン(lm)で、単位時間あたりの光量を示し、簡単に言ってしまえば光源から出た光の明るさになります。
ML807の光束は20灯の時で710ルーメン。ボール電球の60Wと同じぐらいなのでかなり明るいです。電球と違って近くで使いますからね。この明るさを直視したら眩しすぎますが、光を拡散させる白い樹脂製ランプカバーで覆われているため光がやわらぐし、スポットライトのようにならずに広い範囲を照らしてくれます。
もうひとつの照度の単位はルクス(lx)。光で照らされている場所の明るさを表わすので、光源からの距離で変わってきます。ML807はおよそ50cmで340ルクス。2灯の蛍光灯がある部屋で机の上がだいたいそのぐらいだそうです。
うちにある18Vのバッテリーは本体とセットになっていた物と単品で買った物がありますが、容量はいずれも6.0Ah。BL1860Bというそのバッテリーを使った場合、20灯モードだとおよそ14時間の連続点灯が可能です。
半分の10灯モードやフラッシュライトもあります
メインLEDの半分だけが点灯する10灯のモードでは、前半分の180度照射になります。
LEDが半分になるため点灯時間は2倍になり、およそ28時間使えます。ブレーカーをチェックする時や物置の中を照らす時、足元を照らしたい時など、自分より前方に光が必要なシチュエーションではこちらを使っています。
このモードでの光束は340ルーメン。20灯の時の半分になるかと思いきや、それより少し弱くなるみたいです。照度は310ルクスとほぼ同じ。
20灯モードでも10灯モードでも前方を照らしているのは同じ10灯なので、あまり変わらないのかも。後ろの光も周囲を照らすため、それがないぶん若干下がる感じです。
サブLEDはフラッシュライト的なモード。光を絞るタイプではなく、拡散光用リフレクターで広範囲に照らすタイプです。
メインLEDが1灯0.5Wなのに対して、サブLEDは1Wになっています。光束は130ルーメンと低いですが、照度は1900ルクスとぶっちぎり。ライトカバーが透明なのと、拡散光とはいえメインLEDよりは遥かに絞られた光のため、照度が上がるのかもしれません。
使い道は普通のフラッシュライトと同じ。暗い中で鍵穴を探すとか。ふだんは10灯モードにしちゃうことが多いですけど、災害時など充電ができない状況でバッテリー消費を抑えたい時は重宝しそうです。
2.1AのUSB出力付き
防災グッズとして便利なのがUSB出力。Type Aのコネクターが1基付いています。
出力電流は2.1AなのでiPadも大丈夫。6.0Ahのバッテリーを付けた場合、iPhone 6sならおよそ12回充電できるとなっているので、うちのiPhone XSだと7回というところかな。
USBはスイッチを押さないとオンにならないようになっているので、うっかり無駄にバッテリーを使ってしまうようなことを防げます。
先端には折りたたみ式の金属製フックが付いています。クルマいじりのときに天井やボンネットに引っ掛けて使えるのはもちろん、テントの中とかでも便利そうですよね。
これまでハンヴィーをいじる時はフラッシュライトで照らしたりしていたんですけど、照射範囲が狭いし、必要な方向に向けて固定しておくのが大変。その点、このライトなら部屋の中みたいに全体が明るくなり、作業効率が全然違います。早く買えばよかった~!
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