ずっと残しておきたいデータの保存にはM-DISCがオススメ!
マブカハット:セキュリティーを確保したデータの受け渡しや、バックアップに光学ドライブは便利そうですが、光学メディアって耐久性はどれぐらいなんでしょうか? 1年とかではなく、イベントや取材、趣味で撮影した写真などを、数十年とか残しておけるものなんですか?
ハッチ:良い疑問出たね。確かにCD/DVD/BDメディアはあまり長期保存に向くとは言えない。もちろん製品の質によって変わるけれど、通常10~100年と謳われているが、耐久性はおおむね5年~20年程度というデータも。
なかでもBDメディアは保護層が薄いとあって、メディアの品質や置き方、保管場所の環境によっては、DVDよりも先に読み込みできなくなってしまうこともあるみたいだね。
数年ごとに新しいメディアに焼き直すことで長期保存する方法もあるけれど、注目なのは光、熱、湿度などによる経年劣化に強く、100年以上(国際基準規格 ISO/IEC 16963の測定基準に基づく)の耐久性が謳われている米国Millenniata社が開発した高耐久BD/DVDメディアのM-DISC(Millennial Disc)だ。
記録膜に劣化しにくい金属系素材を採用するとともに、データを石に文字を刻むようにレーザーで物理的な凹凸を生成して記録することで、光学メディアとしてはかつてない高耐久を実現しているんだ。
マブカハット:メディアの容量もDVD-Rの4.7GBから、BD-R XLの100GBまであるなら、年単位で仕事のデータを丸々バックアップすることや、あまり使うことはないですが残して置く必要のある"コールドデータ"の保管にいいですね。
マブカハット:ビジネスだけでなく、コロナの影響で、毎年開催された子供のお遊戯会、運動会、学習発表会や、家族そろっての旅行もままならないだけに、これまで撮影した家族との大事な思い出となる写真や動画を保存しておくとかにも、もってこいですね。
ハッチ:その通り!