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小特集・格安ロボット掃除機 第5回

ルンバと2〜3万円のロボット掃除機 違いは手のかからなさ

2021年02月05日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII

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●3万円台買えば大満足

 あらためて格安4機の違いを見てみます。

 2万円台は、KyvolとILIFE。

 Kyvol Cybovac E30は、実売2万3999円の激安機。ジャイロで作るマップは最小限レベルですが、吸引力がそれなりに強く、ゴミを残しません。段差に弱く、音声アナウンスがなく、チープな作りですが、よく動くので割り切れる人向け。サポートはメールのみで修理も受けられません。

Kyvol Cybovac E30

 ILIFE A9は、2万7900円の格安機。ジャイロとカメラで作るマップはやはり最小限レベル。吸引力もそこそこですが、遠心分離式ダストボックスなど工夫がたくさん。進入禁止エリアを作るツールなど付属品が豊富で、修理を含むサポートも受けられます。修理は10日間から2週間程度。

ILIFE A9

 3万円台は、プラススタイルとEcovacs。どちらも床拭き機能を持ちます。

 プラススタイル G300は、実売3万4800円の普及機。レーザーのマップは高精度で、吸引力はそこそこ。アプリの作り込みはやや微妙。なぜか掃除には長めの時間がかかります。サポートは電話でも受けますが修理は受け付けません。よく割引になるのでセールがねらい目です。

プラススタイル G300

 ECOVACS DEEBOT OZMO 901は、実売3万6800円の普及機。レーザーのマップは高精度で、吸引力も強め。アプリも作り込まれていて段差などにも強い。糸や毛がからみにくいブラシも付属。サポートは電話でも受け付け、修理はなんと最短3日。もっとも満足度が高い機種でした。

ECOVACS DEEBOT OZMO 901

 会社としては、ILIFEとEcovacsが老舗、Kyvolが深セン系ベンチャー、プラススタイルがソフトバンクグループの企画会社。ILIFEとEcovacsは老舗らしく細かい工夫があり、サポートがいいのが魅力。Kyvolとプラススタイルはセールなどを通じた割安な値つけが魅力という印象です。

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