CoolerMaster製の「MasterBox CM694 TG」採用、価格は24万6180円から
25万円弱でド安定ゲームプレイ向けの王道構成のBTO PC「ZEFT R30X」、拡張性よくメンテナンス性も抜群
2021年01月24日 12時00分更新
BTOパソコンにおいて、20万円前半の価格帯に位置するモデルの人気は高い。俗にボリュームゾーンと呼ばれる価格帯で、このあたりのモデルはパフォーマンスはもちろんだが、コスパもかなり重要視されることは周知の事実だろう。
セブンアールジャパンが運営するパソコンショップ SEVENのゲーミング向けBTOパソコン「ZEFT R30X」も、価格が24万6180円から(1月23日現在)と、先述したボリュームゾーンに位置するお買い得感の高いモデルだ。では、このZEFT R30Xはどのようなマシンなのだろうか。ゲームを快適にプレイできるかのかどうか確かめてみたい。そこで、まず本稿ではZEFT R30Xの外観やスペックについて紹介する。
Ryzen 7 5800XとRTX 3070を搭載
さて、ZEFT R30Xのスペックから触れていくと、CPUには8コア/16スレッドタイプの「Ryzen 7 5800X」を採用。さすがに10コアや12コアを有する上のモデルと比べると、コア数は少ないものの、ゲームをプレイするだけならこれぐらいのコア数で十分と考える人がほとんどなのではないだろうか。
CPUの冷却には、セブンアールジャパンがSilverStoneとコラボレーションした簡易水冷クーラーの「PF240-ARGB-7R」を採用。240mmサイズのラジエーターが組み合わされており、将来、CPUのアップグレードした場合でも、CPUの冷却に懸念はない。
GPUにはNVIDIAのAmpere世代の「GeForce RTX 3070」を採用。ビデオカードにはMSIの「GeForce RTX 3070 VENTUS 2X OC」が搭載されている。このカードは製品名からも分かるとおり、ブーストクロックが1755MHzとリファレンスから30MHz引き上げられているクロックアップモデルだ。クロックの引き上げ幅はさほど大きくはないものの、リファレンスより高い性能が期待できる点はうれしいところだ。また、GPUクーラーには90mm角相当のファンが2基搭載され、GPUの冷却にも抜かりはない。
ストレージにはNVMe接続でM.2タイプのSSDを500GB搭載するほか、3.5インチHDDを1TB搭載しており、多くのゲームをインストールする人でも容量面の不安はない。マザーボードには、AMD B550チップセット搭載のASRock製「B550M Pro4」を採用し、1000BASE-T対応の有線LANのほかにWi-Fi 6に対応した無線LANも用意され、設置場所を選ばない点は評価できよう。
また、システムメモリーはDDR4-3200を32GB搭載しており、ゲーム用途で足りなくなることはまずないはずだ。なお、これらのデバイスを支える屋台骨ともいえる電源ユニットには、80PLUS GOLD認証を受けた定格出力750WのSilverStone製「ET750-G」を搭載しており、電源容量も十分な点は好感が持てる。