ケーブル配線、取り回しもラクに行なえる
下ごしらえしたマザーボードをPCケースに取り付ければ、残す組み立て工程はウォーターブロック(CPUクーラー)の固定、各種ケーブル配線、ビデオカードの取り付けといったところだ。
Razer Tomahawk ATXは、ボトムの電源ユニットスペースに3.5/2.5インチベイを備えており、これを取り外せると組みやすいのだが、残念ながら固定されている。ストレージベイの位置をフロント側にずらすことで、ボトムに手を入れるスペースができ、電源ユニットへの各種電源ケーブルの差し込みも可能だった。
今回組み合わせたCooler Masterの電源ユニット「V850 Gold」は奥行きが160mmなので、奥行き180mmなどの1000Wクラスの製品でなければ、問題なく組み合わせられる。
各種電源ケーブルは、複数台を組んでいるツクモの石井さん推しだけあって、フラット&柔らか目で取り回しが容易だ。工程としては、2本のCPU8ピンケーブルを事前にケーブルホールに通しておき、マザーボード取り付け時に差し込むといったポイントを、しっかりと押さえて組んでいけばオッケーだ。
ケーブルの取り回しでは、本構成ではPCケースフロントインターフェース用USB 3.0ケーブルよりも若干柔らかくて細めなアイネックス「ケース用USB3.0延長ケーブル」を追加している。そのため、フロントUSBケーブルの取り回しがスムーズにできる。
ただ、ASRock「X570 Taichi Razer Edition」は、フロントType-Cコネクターの位置が少し微妙で、ビデオカードの延長線上に隣接している。ZOTAC「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 AMP Holo」のバックプレートと干渉することはなかったが、ビデオカード取り付け時には気をつけたい。
なお、バックプレート側にファンを取り付けられるビデオカードは干渉すると思われるので注意しよう。