望遠はないがマクロはある
このクラスで4眼カメラを搭載
カメラは4眼仕様で、本体背面上部に横一列に配置されている。左から超広角(約800万画素/F2.2)、マクロ(約500万画素/F2.2)、深度(約200万画素/F2.4 )、メイン(約6400万画素/F1.89)となっており、カメラを挟むようにストロボ用のLEDがふたつ配置されている。インカメラは約1600万画素/F2.2というスペックだ。
以下はTCL 10 5Gのカメラで撮影した作例。望遠カメラがなく超広角も約800万画素とあまり解像度が高くないため、ハイエンドのスマートフォンと比べるとやや画質はおちるが、メインカメラで撮影するぶんには問題なし。マクロレンズで寄った写真や映像も撮れるという、ハイエンドモデルではあまり見ない特徴も◎だ。
プロセッサーはSnapdragon 765G。800番台のハイエンドではないが、メモリーは6GBとなっており、普段使いには十分以上のパフォーマンスが期待できる。実際に各種ベンチマークアプリでも下記の計測結果となっており、税込で3万9800円という価格を考えれば、コストパフォーマンスは高いと言える。
バッテリーは4500mAhと、最近のスマートフォンとしてはまずまずの容量。ただしディスプレーが6.53型と大きいので、パネルが液晶ということを考えると、長時間ディスプレーをオンにさせておくような使い方だとバッテリー消費は多そう。このあたりは有機ELパネル搭載モデルに軍配があがる。実際しばらく使った印象では、バッテリー残量で困るというケースはなかったので、一般的な使い方なら1日以上は十分使えるはずだ。
またシングルスピーカーのため、本体での音楽再生はやや物足りない。とはいえイヤホンジャックを装備しており、Bluetoothでの接続も可能。動画コンテンツやゲームをプレイする際には、イヤホンやヘッドホンを使えば問題ない。さらにBluetoothは最大4台まで同時接続が可能。カップルで映画を観たり、友だちどうしでゲームをする際に重宝する機能を装備しているのはおもしろい。
メイン端末として十分使えるポテンシャルがあるので、5Gを体験したいけどコストは抑えたいというユーザーにピッタリのモデルに「TCL 10 5G」は仕上がっている。

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