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自由度が向上したソニーのスマートウォッチ「wena 3」Suicaや活動ログを試す

2021年01月03日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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wena 3アプリで活動ログを記録・モニタリングする

wena 3アプリで6種類の活動ログを一括管理

 wena 3は本体に内蔵する加速度センサーと、赤色・緑色のLEDにより、手首の血流を正確に計測できるデュアル光学式心拍センサーと、ソニーが独自に開発するソフトウェアにより、日常の活動ログが手軽に記録できる。活動ログの内訳は「頬数」「心拍数」「睡眠」「最大酸素摂取量(VO2 Max)」「ボディエナジー」「ストレス&リカバリー」の6種類に分かれる。

 同じ赤色・緑色のLEDを搭載するApple Watch Series 6と心拍数の測定結果を比べてみると、測定に必要な時間と計測される数値はほぼ一緒だった。ディスプレーを下から上方向にスワイプアップすると心拍数のリアルタイムな変化が数値とグラフで見られる。

 wena 3アプリに表示される活動ログはデータがきれいに整理されていてとても見やすい。例えばVO2 Maxの値は自分の測定値が同性・同年代の平均値の中でどのあたりのレベルなのか、平常動作の中で取得したデータを元に算出してグラフや数値で知らせてくれるのでわかりやすい。

VO2 Maxの測定値をグラフで時系列に振り返りながら、レベルも確認できる

 wena 3は活動ログを取ることに重きを置き、コーチング機能や毎日のトレーニングを促してくれる通知機能は、特に毎日の目標歩数を達成した時に表示するメッセージ以外に用意していない。もっとフィットネス用途に特化したウェアラブルデバイスならこのようなプッシュ通知も必要だと思うが、wena 3は腕時計としてのエレガンスを現在の時点ではより重視したのかもしれない。トレーニング系のメニューは歩数計以外にも、ジョギングやサイクリングなどが少し充実していても良いと思う。「wena 3 sport」のようなスポーツモデルが出た時に検討してほしい。

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