12月18日にドコモが発売した5Gスマホ「LG VELVET」を使ってみました。5月に発売された「LG V60 ThinQ 5G」と同じように「LGデュアルスクリーン」を装着して“2画面スマホ”として使えるユニークなモデルです。LG V60 ThinQ 5Gにはデュアルスクリーンが同梱されていましたが、LG VELVETは購入時にデュアルスクリーンの有無を選択可能。価格は本体のみが7万488円(スマホおかえしプログラム適用時の実質負担金は4万6992円)で、デュアルスクリーン付きが8万8704円(同5万9136円)。どちらにすべきかを迷っている人にも、このレビューが参考になれば幸いです。
LG VELVET単体では、薄型スマホとして使いやすい
まず、LG VELVET本体だけで使ってみました。約6.8型の有機ELディスプレーを搭載し、サイズは約H167×W74×7.9mmで、重さは約180g。第一印象は「大画面で薄くて、スタイリッシュなスマホ」という感じ。若い世代や女性に似合いそうで、筆者のようなオジサンには向かないかも……と思ったのが本音です。
約6.8型のディスプレーの解像度はフルHD+(2460×1080ドット)。有機ELなので、明るくクッキリとした画質を得られます。左右のベゼルが細く、インカメラをしずく型のノッチに搭載しているので、画面占有率はかなり高いはずです。
正面・背面どちらにもエッジが曲面の3Dガラスを使っているためか、左右のフレームが非常に細く、手にすると、スペックの数値以上に薄く感じます。右側面に電源ボタン、左側面に音量ボタンとGoogleアシスタントをワンタッチで起動できるボタンを搭載。底部にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを備えています。
ハイエンドモデルに近い性能を備え、電池持ちも良好
LG VELVETの利点は、なんといっても大画面でしょう。縦に長いのでウェブやSNSが見やすく、横向きにすると「YouTube」や「Netflix」などの映像コンテンツを楽しむのに最適。しかも、「LG 3Dサウンド」という映像に合わせて最適な音響効果が有効になる機能も搭載。映画や音楽ライブなどを観るときに、手軽に臨場感をアップできます。
CPUはSnapdragon 765G(最大2.4GHz)で、メモリーが6GBで、内蔵ストレージが128GB。ミドルハイに位置付けられる仕様ですが、実際の使用感としては、Snapdragon 800番台を採用するハイエンドモデルと比べて、さほど遜色はない印象。画面を分割する「マルチウインドウ」や「ギャラリー」での写真や動画の編集もストレスなく使えました。
4300mAhのバッテリーを内蔵していることもあり、電池持ちは良いほう。ヘビーユーザーを自認する人でなければ、1日は持つはずです。ワイヤレス充電にも対応しているので、Qi対応の充電器を持っている人には便利でしょう。

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