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Taichiの魅力が光り輝く! ASRock製ハイエンドGPU「Radeon RX 6800 XT Taichi X 16G OC」の実力に迫る
ゲーミングパフォーマンスをチェック
最後に、Radeon RX 6800 XT Taichi X 16G OCのゲーミングパフォーマンスを軽く見ていく。ASRockにはワンクリックで、サイレント・デフォルト・OCモードへの切り替えや、ファンスピードの制御などができる便利なユーティリティ「ASRock Tweak」もあるが、今回は物理スイッチにもあるDual BIOSで比較してみよう。
Radeon RX 6800 XT Taichi X 16G OCの静音BIOS(Q BIOS)は、GPUコアクロックがリファレンスクロックになるので、オーバークロック状態のパフォーマンスBIOS(P BIOS)と比べてみた。リファレンスデザインのRX 6800 XT搭載ビデオカードとの性能差の参考にしてもらいたい。
今回は「3DMark」の「Time Spy」、「Time Spy Extreme」に、「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマーク」を最高品質、解像度2560×1440ドット(WQHD)と3840×2160ドット(4K)で実行。さらに話題のゲーム「サイバーパンク 2077」をプレイした際のフレームレートを計測している。
まずは定番ベンチマーク3種類だが、GPUコアクロックがアップしたぶん、スコアーは順当に向上している。また、ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ ベンチマークは、レポートに記載されている平均フレームレートもまとめたが、2560×1440ドット解像度では6fps差が出ていて、3840×2160ドット解像度では誤差に収まっている。
「サイバーパンク 2077」でチェック
最後はサイバーパンク 2077でチェックしていこう。解像度は2560×1440ドットと、3840×2160ドットに設定。画質は「ウルトラ」または「高」、レイトレーシング「オフ」、ダイナミック FidelityFX CAS「オン」に設定し、ゲーム内の一定ルートを移動した際の120秒間のフレームレートを「CapFrameX」を使って記録。最小1%(1パーセンタイル点)と、平均フレームレートをまとめた。
ベンチマークではあまりクロック差の影響は出なかったが、サイバーパンク 2077では、5%前後のフレームレート向上が見られた。
16フェーズの堅牢な電源回路や、8ピン×3基のPCIe補助電源などのオリジナル基板ということもあり、Q BIOS時でもGPUコアクロックは2270MHz~2330MHz前後まで伸びていた。リファレンスデザインのRX 6800 XTならもう少し差が出るとは思われるが、過剰な期待は禁物だろう。
最大の難関は在庫状況 2021年改善か
高い冷却性能と静音性を発揮したトリプルファン仕様のTaichi 3X クーリング システムに、16フェーズ&PCIe補助電源8ピン×3に強化された堅牢な電源まわり、マザーボードと同じ高耐久性、高信頼のコンポーネントの採用、通常および垂直配置に対応するド派手に光るLEDイルミネーションと、ASRockのRadeon RX6800 XT搭載ビデオカードの最上位に相応しいモデルといえるRadeon RX 6800 XT Taichi X 16G OC。
間違いなくおすすめといえるRadeon RX 6800 XT搭載ビデオカードになるが、AMDからのGPU供給が滞っているようで、品切れが続いているのが残念だ。この枯渇状態は、Radeon RX 6800 XT Taichi X 16G OCだけではないので、ここはひとつリファレンスデザインモデルなどに浮気せずに、再入荷をじっと待ちたいところ。
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