米AMDは12月8日(米国時間)、ビデオカード「AMD Radeon RX 6900 XT」のグローバルでの提供開始を発表した。
ゲーマー向けに設計・最適化されており、要求の厳しいユーザーにも4Kゲーミングパフォーマンスとオーバークロック機能を提供している。AMD RDNA 2ゲーミング・アーキテクチャーを搭載し、80のコンピュート・ユニットと16GBのGDDR 6 VRAMを装備、2.8GHzを超えるクロック周波数は4K環境でも高速フレームレートと鮮明な映像を実現。
第1世代のRDNAアーキテクチャーと比較すると、全体的なパフォーマンスは倍増、ワットあたりのパフォーマンスが54%向上。とくにAMD Ryzen 5000シリーズプロセッサーとAMD B550/X570マザーボードと組み合わせることでGDDR 6メモリーへアクセスしやすくなり、一部のゲームタイトルでパフォーマンスが向上する。
CPUに組み込まれた128MBのキャッシュ「AMD Infinity Cache」は遅延と消費電力を劇的に削減。AMD RDNA 2では、各コンピュート・ユニットに高性能の固定機能レイ・アクセラレーター・エンジンを追加しDirectX Raytracingによってリアルタイムのライティング、シャドウ、反射をリアルに再現できるよう最適化。ハイブリッド・レンダリングを可能にする「AMD FidelityFX」と組み合わせることで、開発者はラスタライズされたエフェクトとレイトレースされたエフェクトを組み合わせて画質とパフォーマンスを最適に組み合わせることが可能となる。
日本での販売開始は12月11日19時の予定。