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アップル入魂ヘッドホン「AirPods Max」3つのポイントに注目

2020年12月09日 08時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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新機能の「空間オーディオ」と「ダイナミックヘッドトラッキング」にも対応します

ノイキャンとヒアスルーの出来映えが気になる

 アクティブ・ノイズキャンセリング機能はイヤーカップの外側に6つ、内側に2つ搭載する計8つのマイクロフォンでリスニング環境の音をピックアップするフィードバックとフィードフォワードのハイブリッド方式。独自のアルゴリズムを通して不要なノイズ成分だけを消音。音楽や映像コンテンツのサウンドに深く没入できる環境を作り出します。

 ノイズキャンセリングの実力もさることながら、筆者はAirPods Maxの「外部音取り込み機能」の出来映えもすごく気になります。ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の雑味のない外音取り込み機能は、現在世にあるワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの完成度に到達していると筆者は思います。まるでヘッドホンを着けていないみたいに、音楽にミックスされて外の音もクリアに聞こえるようになるのでしょうか。あとは今日日ではヘッドホンをビデオカンファレンスに使う機会も増えているので、通話用マイクの性能にも関心の「耳」が向けられることでしょう。

iPhone/iPadとワンタッチでペアリングできるハンドリング性にも優れたワイヤレスヘッドホンです

デザインはアップルらしさ全開。装着感が伴ってこそホンモノだ

 アップルらしさ全開のデザインに筆者は好感を持ちました。チャームポイントは「Apple WatchみたいなDigital Crown」「HomePodみたいなニットメッシュのイヤーパッド」「iMac G4みたいな伸縮アームのジョイント部分」でしょうか。個人的に大好きなグリーンのカラバリも用意されて感激しました。

 ただし、頭に長時間装着して使うヘッドホンとは、どんなにデザインがスタイリッシュでも心地よい装着感が得られなければ使うことがおっくうになってしまうツールです。実機レビューの際には着け心地も入念にチェックしたいと思います。

AirPods Maxはワイヤレス充電に対応しなかった模様。代わりに充電ドックの役割も兼ねていると思われる、ミステリアスな「Smart Case」がヘッドホンに付属します

 このほかにもAirPods Maxの充電方法(Smart Caseが必要?)とか、対応するBluetoothオーディオのコーデック、ケーブルを接続して有線リスニングができるのかなど、今どきのノイキャン機能搭載ワイヤレスヘッドホンと比べたときに浮き彫りになってくるであろうAirPods Maxの個性についても、実機の取材等で深掘りしながらお伝えしたいと思います。

 

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