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純情のアフィリア電脳部<はみ出し版> 第15回

純情のアフィリアと学ぶ、10万円自作ゲーミングPCのパーツ選び

純情のアフィリアの自作ゲーミングPCはインテル、AMD?

2020年11月10日 18時00分更新

文● ASCII 写真●高橋 智

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SSDってなんの略でしょうか?

──じゃあ、残りのパーツいってみましょう!

ツクモ メモリーとSSDですね。

──ちなみにSSDって言葉聞いた事ある?

ベール あります!

──ベールちゃん、意外とデジタル製品の用語知ってるよね?

ベール 私、情報処理の勉強してたんですよ!

──なるほど、それは知ってるわけだ! みんなはSSDわかるかな? せっかくだし何の略かも当ててみようか。

アミナ ムチャぶりすぎません?

ユミ えーと。うーん。スーパー…スーパーソニックドライブ!

ツクモ おぉ。なんかカッコいいですね。でもドライブはあってますよ。

──某ハリネズミのゲームっぽい感じになりましたね。

ベール 記録とか記憶する、みたいな言葉じゃないですかね?

──ということは?

ベール 英語がわからないからなぁ。

ユミ SDカードのSDと一緒? スピードとかってこと!?

ベール えー。セントラル?

アミナ セントラルは「S」じゃなくない?「C」だと思うよ(笑)

ベール 全然わからん! わかる?

アミナ エス……

──ちなみに答えはめちゃくちゃ難しいです。

3人 難しいんかーい!

アミナ 私たちが聞いたことない単語ですか?

──これは聞いたことないかも。

ベール センス?。

──答えはソリッド・ステート・ドライブでSSD。

3人 絶対わからない!

──ですよね、ちょっと困らせたくなってしまって。すみません(大汗

ツクモ というところでSSDなのですが、フラッシュメモリーでの読み書きになるぶん、ハードディスクよりも速度がかなり速いので、システムなどには絶対的にオススメです。

ユミ 表を見てたら種類がいろいろあるみたいなんですけど、何が違うんですか?

ツクモ 違いとしてはそうですね、2.5インチのSSDというのはカセットみたいな形をしているのですが、ハードディスクと一緒でケーブルを使ってマザーボードと繋ぎます。

アミナ たしかになにかのカートリッジみたいな。

ツクモ 一方でM.2という形状のもののが最近増えてきているのですが、こちらはマザーボードの基板に直接挿す形です。接続する内部の規格の違いで速度が変わってきます。ケーブルでつなぐ2.5インチのタイプですと大体1秒あたり600MB/sくらいが最大の読み込み速度なんですが、基板に直接挿してもらうタイプは高速のものですと5000MB/sを超える速度が出ちゃったりします。

ベール 全然違うんですね!

ツクモ ただ、速度がやっぱり全然違うことによってデメリットが存在しまして、なんだと思いますか?

ベール 熱くなりやすいんですか?

ツクモ すごい、一発で正解とは! そうなんです速いぶん熱を持ちやすくなるんです。PCパーツは熱を持つんですけど、熱くなりすぎると性能が低下してしまうので、そのあたりはケアしてあげながらという点だけ注意が必要ですね。

アミナ 今回は大丈夫なんですか?

ツクモ 今回選んだマザーボードはそのM.2の部分にヒートシンクという放熱部品が付いているのでかなり安心だと思います。

ユミ ばっちりの選択だったんだ!

ツクモ ですね。ちなみに速度の恩恵はゲーム時のロードや起動とかにも関わってくるので、今回はゲーミングPCということで重視した方がよいポイントだと思います。

──ちなみに今度出るPS5が、ストレージが速くなったことをを売りにするくらいに大きなポイントだからね。

ユミ しかも内蔵だからコードとかごちゃごちゃするのも防げるってことですよね。

ツクモ せっかく中を見せるように考えているので大事ですね(笑)

ユミ あとはお値段、ですね……。

ツクモ 実は2年くらい前までは、2.5インチのタイプとM.2のタイプでかなり値段差があったんですが、今はたとえば500GBで2.5インチの安いものだと6000円くらい。M.2の500GBが7000円くらいからありますね。

ベール そんなに変わらないですね。1000円くらい。

ツクモ なので今は使い方によって、あまり気にせず選びやすくなってますね。

アミナ ちなみに、今回の予算内でのオススメはどれですか?

ツクモ ゲームをするということなんですが、最近のゲームってひとタイトルで容量結構大きいものが増えているんですよね。なのでここは思い切ってもいいと思います。

ユミ PS5ってどれくらいの容量なんですか?

──800GBちょっとだね。

ユミ じゃあ思い切ってそれより多い1TBとか!

ベール めちゃくちゃ大きいタイプ。

ツクモ じゃあ、今回は1TBということでちょっとお買い求めやすくなっているWester Digitalの「WD Blue SN550」でいかがでしょうか。十分な速度ながらもお値段的にも魅力があると思います。

ユミ それに決定でお願いします!!

メモリーの容量は大きければ大きいほどいい!

ツクモ 今回はOSなしなので最後にメモリーですね。今選んでいただいたSSDがパソコンの中で「引き出し」の役割をするんですが、メモリーはたとえるなら「机の大きさ」になって、メモリーの容量が大きければ大きいほど机の上でできる作業が増えます。

ベール 白色のものも結構ある!

ツクモ ここは“見せポイント”の一つです。今メモリーってそれ自体が光るものもあったりするんですよ。

アミナ 光らせるのってどう?

ユミ 私は「光らせる」は優先事項じゃないかなぁ。今回のテーマは「白」だからそれを最優先で。

ベール コンセプトに忠実!

ユミ とにかく白がいい! 逆にいえば「光る」やつでも白ならOK。

アミナ メモリーはどれくらいの容量があるといいんですか?

ツクモ 配信も意識してっていうことなので本当は32GBあるといいんですが……

──16GB×2枚ってことですかね。

ツクモ ただ、今の予算的にそれを買うと若干足が出ちゃいますね。綺麗に収めるなら8GB×2の16GBですかね。

──予算内に抑える? 抑えない?

ユミ ここは当初の予算に抑えたいです!

アミナ あとで増やしたりはできないんですか?

ツクモ 今回選んだマザーボードはメモリーのスロットが4つあるので、最初は16GBにしておきつつ、「足りないな」となったら残りのスロットに追加すれば8GB×4の32GBにすることが可能なので安心してください。

ベール メモリーだけでも種類がたくさんあるんですけど、何が違うんですか?

ツクモ 基本はメモリーの速度と容量が違うんですが、それ以外だとメモリーチップが違ったりします。ただ、初めての方にはなかなかわかりづらいと思うので、まずは速度と容量を意識することからはじめていただきつつ、ご相談していただければと。

ユミ 同じスペックのメモリーで、他にわかりやすく違う点ってありますか?

ツクモ わかりやすいのは光る光らないということと、ヒートスプレッダというメモリーの放熱板の有無ですかね。今回「白色がお好み」ということでしたので、このヒートスプレッダが白のメモリーを探す形になるのかなと思います。

アミナ するとどれになりますか?

ツクモ Corsairというメーカーにまさに白のモデルで、お値段もお買い求めやすいものがありますね。

ユミ ホントだ、完璧に白ですね!

ツクモ ちなみに光ります(笑)

ベール じゃあ、これに決めちゃっていいですかね?

ユミ 決定でしょ!

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