前へ 1 2 次へ

第327回 柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」

薄型・軽量&ハイスペックな 「ASUS Chromebook Flip C436」は普段使いノートにベスト

文●柳谷智宣 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ASUS JAPANは、「Chromebook Flip C436」の国内販売を10月28日に開始すると発表した。2019年のCESで発表されたフリップスタイルのノートPCで、アメリカでは2020年3月末に発売されていたもの。これまで日本では購入できなかったのだが、やっとお目見えしたというわけだ。今回はテスト機をお借りできたので、一足早くレビューをお届けする。

フリップスタイルのChromebook「Flip C436」が日本でも発売された

Chromebookでも指紋認証&高性能を使いたい人にオススメ!

 Chromebookはグーグルが開発したChrome OSを搭載したノートPCだ。WindowsやMacではない、というのが最大の特徴。同じくグーグルが開発したスマホのAndroid向けアプリを利用できる。とにかくOSが軽く、電源を入れたらすぐに使えるようになる。強固なセキュリティーを備えているうえ、独自OSなので基本的にはユーザーによるウィルス対策は不要。そのままの環境で安全に使い続けられる。

 Chromebookは2011年に登場し、2014年には国内でも販売されたのだが、あまり話題にならなかった。しかし、Chromebookは進化を続け、2018年頃から文教市場で導入が急速に進んでいる。2020年文部科学省が進めるGIGAスクールで、「児童生徒1人1台コンピュータ」を導入するというのも追い風になっている。

 コンシューマ市場ももちろんターゲットにしており、2020年2月から、ネットだけでなくテレビでもChromebookのCMが流れたので、ご覧になった方も多いだろう。

 台湾のPCメーカー・ASUSは2014年からChromebook市場に参入している。筆者も数ヵ月前に「Chromebook Flip C434」を購入して、仕事に活用している。

 今回発売する「ASUS Chromebook Flip C436」はその後継モデルで、14インチのChromebookとなる。ディスプレーが360度回転するフリップタイプを採用しており、ディスプレーのベゼルが狭額タイプになっているのもポイント。本体サイズを小さくするためだけでなく、見た目もいい。

 なんと、重さは1.15kgととても軽い。本体サイズは幅319.5×奥行き208×高さ13.76mmととても薄い。天板や底面、パームレストはマグネシウム合金製で剛性感はしっかりあるので、やわな感じはしない。

「ASUS Chromebook Flip C436」

ディスプレーが360度回転するのでテントスタイルもOK

キーボードを下にしてディスプレーのみを前面に出すこともできる

 インターフェースもきちんと揃えている。左側面にはUSB 3.1 Type-C、ヘッドホン端子、音量調節ボタン、電源ボタンを搭載。右側面にはUSB 3.1 Type-CとmicroSDカードリーダーを備える。なお、両側のUSB Type-C端子はPD充電にも対応する。

前へ 1 2 次へ

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
08月
09月
10月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月