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象印、めちゃめちゃ静かな空気清浄機 大風量でも図書館の静けさ

2020年10月14日 16時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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空気清浄機 PU-AA50
象印マホービン
10月1日発売
実売価格 4万9280円

https://www.zojirushi.co.jp/syohin/air-cleaner/puaa/

 アスキー家事育児担当の盛田諒ですこんにちは。まもなく秋本番。山は色づき、風は涼しく、風邪をひきやすい季節です。よけいな病気にかかりたくない今年、使いたいのは質のいい空気清浄機。象印が10月1日に発売したのは強力な新製品。24畳対応の大畳数タイプで、航空機や船舶で使われる二重反転プロペラファンを搭載し、清浄能力を高めつつ、最大運転時を39dBにおさえたモデルです。

●大風量でもめちゃめちゃ静か

 デザインはシンプルな直方体。床上30cmで、すべての面から空気を吸いこみ、フィルターできれいにして、上からふたたび空気を出す構造です。360度どこからでも吸えるので、部屋のどこにでも置きやすい設計になっています。

 基本性能は適用床面積24畳、毎分5.2立方メートルの大風量モデル。8畳間なら12分で清浄できます。大風量でありながら運転音はおさえめ。最大風量時でも39dB。40dBという図書館より静かです。めちゃめちゃ静かですね。

 大風量でも静かなのはファンとフィルターの性能ありき。

 ファンには従来の遠心型ファンよりも静かなプロペラファンを採用。さらにファンの効率を高めるため、2つのプロペラを互いに逆方向に回転させる「二重反転プロペラファン」を搭載しました。航空機や船舶などのコンパクトなプロペラでも効率的に速度を稼ぐために使われている構造です。モーターにはDCモーターを採用し、モーターの回転数を正確にコントロール可能です。

 フィルターには東レの高性能静電メルトブロー不織布「トレミクロン」を使った四角柱型のフィルター「大面積マルチフィルター」を搭載。総面積が大きく、フィルター1つで除菌、脱臭、集じんの3つの役割を担い、菌、花粉、ペットのにおいなどにすべて対応できるという設計になっています。

 運転モードは「標準」「弱」「静音」「おまかせ」「花粉」の5種類。花粉モードは、おまかせモードよりも空気の汚れを感知するセンサー感度を高める仕様です。部屋の状態を表示する機能としては、本体下部のホコリセンサー、上部のにおいセンサーを使う「エアーサイン+」を搭載。部屋の状態を3段階で表示してくれます。

 サイズは幅約29.5×奥行き約29.5×高さ約72.5cm、重量は約10.5kg。お手入れは吸気口を掃除機で吸うだけ。フィルター寿命は2年です。

 空気清浄機には加湿機能がついているモデルも多いですが象印は加湿機能をつけていません。理由はフィルターが増えると空気清浄能力が低下してしまうから。機構が複雑になるとお手入れをする部品が増えてしまうから。お手入れを怠るとカビが生えたり悪臭の原因になってしまうからです。

 加湿は加湿、空気清浄は空気清浄でそれぞれ専用機を使いましょうというのが象印の発想です。なお象印はポットのようなぽってりした加湿器を出していて、スチーム式加湿器としての性能とお手入れのしやすさに定評があります。

●やっぱ強力な専用機はいいなあ

 象印の空気清浄機は、同社ならではのまじめな設計が光る強力な専用機。新型コロナウイルス対策では室内換気が必要といわれますが、窓を開けると花粉が入ってくるもので、花粉症の私としてはウイルスと花粉との見えない戦いです。入ってきたそばから花粉を吸えるやつが欲しい、やっぱ強力な専用機はいいよなあと感じた内容でした。昔のバルミューダ「AirEngine」っぽい機能的デザインもいい感じではないですか。いかん、書いてるうちにどんどん欲しくなっていく。

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