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「ディナミカ ECAM35055B」発表会レポ:

デロンギ、本格ラテ作れるコーヒーマシン 在宅ワーク頑張ったごほうびに

2020年10月02日 17時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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デロンギ 全自動コーヒーマシン
ディナミカ ECAM35055B
10月15日発売
直販価格 16万2800円
デロンギ

https://barista.delonghi.co.jp/products/ecam35055b.html

 在宅生活になってからコーヒーの消費量が増えたのは私だけではないでしょう。アスキー家事育児担当の盛田諒ですこんにちは。最近気になったのが、デロンギが10月1日に発表したコーヒーマシン「ディナミカ」新モデル。カフェラテやカプチーノなどミルクメニューを作れるラテクレマシステムに対応し、ミルクの泡の量を調整可能。バリスタが「店で作るのと変わらない」というくらい本格的な泡が作れます。クラスとしては松竹梅の竹にあたるモデルで、「今年一年がんばった」とご褒美に買いたくなる一品です。

●カフェでおなじみのメニューが自宅で

 ディナミカは豆から挽けるコーヒーマシン。デロンギらしい落ち着いたクラシックなデザインが美しいですね。一般的なコーヒーマシンは抽出だけのものも多いですが、ディナミカは豆挽きから始まり、抽出後のコーヒー粉を「ケーキ」などと呼ばれる塊にして排出するところまで全自動です。抽出時には、抽出圧力9気圧の本格的なエスプレッソ抽出が可能です。

 上部の豆ホッパーに豆を淹れたら、好みのコーヒーの濃さにしたがいマシンが自動で豆の量を量ります。豆の挽き具合は7段階で調整可能。豆だけでなく粉で投入することもできます。抽出時の湯温は88〜96℃から4段階で設定可能。

 コーヒー豆を挽くグラインダーはコーン式。均一なサイズの溝でコーヒー豆を挽くため、一般的なプロペラ式グラインダーに比べて粒の大きさが均一になり、苦味・酸味のブレが少ないのが特徴。やはり一般的なカッター式グラインダーに比べて低速で回転するため摩擦熱が少なく、熱によるコーヒー豆の酸化もおさえやすいといいます。

 牛乳を入れたミルクタンクを装着すればカフェラテやカプチーノなどのミルクメニューが作れます。タンクの脇にあるつまみで泡の量を調整できて、ミルクとコーヒーの層がはっきりわかれる、きめ細かい泡も作れます。抽出温度は60〜65℃で設定可能。牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクも使えます。ミルクタンクはそのまま冷蔵庫で保存可能。

 つまみをちょうど中央ほどにあわせると、とろっとして、ホイップクリームのようになめらかな泡が作れます。バリスタの阿部圭介さんは発表会で「ぼくらがお店で作るのとなんら変わらないですよ」と話していました。

 操作は静電式のソフトタッチパネル、各種アイコンをあしらったボタンを押して使います。あわせて液晶画面にも各種の情報を表示。コンピューターのリードタイムのように進行具合を表示したりもできます。メニュー選択画面ではよく作るメニューから順に表示するようになっています。設定では濃さや湯温などをカスタマイズして、2種類まで登録しておくことができます。

 作れるメニューは合計11種類。コーヒーメニューは、エスプレッソ、スペシャルティ、カフェ・ジャポーネ、エスプレッソラージ、ロングコーヒー、ドッピオ+の6種類です。ミルクメニューは、カプチーノ、カフェラテ、ラテマキアート、フラットホワイト、ミルク(フロス/スチーム)の5種類。

 ちなみにバリスタの阿部さんによれば、カプチーノとカフェラテの違いはミルクの泡のボリュームで、泡多めがカプチーノ、少なめがカフェラテ。最近よく聞くフラットホワイトというのは、オーストラリアやニュージーランドで親しまれているメニューで、一般的にはコーヒーの味を濃く感じるカフェラテのことをあらわすそうです。ディナミカは泡の量を調整することで、カフェでおなじみのメニューも家で簡単に作れるというわけです。

 お手入れは工夫されています。洗うパーツは少なく、抽出ユニットなどは取り外してサッと洗えるようになっています。ミルクタンクも各種パーツを取り外して洗えます。電源オン/オフのタイミングで自動洗浄する機能も備えます。コーヒーかすは20杯ぶんまでためられて、ごみ箱にザッとあけられます。

●どうせ買うなら旨いカプチーノが作れるやつ

 デロンギの全自動コーヒーマシンは、ラテクレマシステム搭載シリーズと、非搭載シリーズの2つにわかれます。それぞれ松竹梅の3種類があり、ディナミカはラテクレマシステム搭載機の「竹」にあたるモデル。「松」にあたる最上位機はシューッと泡を作れるマニュアルスチーム機能をもつ「エレッタ」で、約22万円。「梅」にあたる下位機種は泡の量を調整できません。「22万円は出せないけど、旨いカプチーノは飲みたい」という人のために追加されたのが今回のディナミカです。

 逆にディナミカには、エレッタになかった軟水化フィルターが付属します。また本体下部のトレイは取り外して水洗いができます。エレッタは取り外せず、拭き洗いだけだったので、小さなところですがディナミカが有利です。

 あー。書いているうちにコーヒー飲みたくなってきました。

 実際ステイホームの暮らしはコーヒー人口を増やしてるようですね。先日、焙煎所にコーヒー豆を買いに行ったときも、「大きな声では言えないけど、今年は売上が過去最高だった」と店主から話を聞きました。これまで会社のコーヒーマシンを使っていた人が家でコーヒーを飲みたいからと、コーヒーサーバーや、コーヒーミルとあわせてコーヒー豆を買っていくんだそうですね。

 私も毎朝ハンドドリップでコーヒーを淹れているのですが、やっぱエスプレッソ抽出にはあこがれがあるんですよね。どうせなら旨いラテが作れるやつにすれば、スタバでカフェラテしか頼まない妻も喜んで「これはいいものを買ったねえ」と言ってくれるんじゃないか。そんな腹案を胸に、16万2800円という数字とにらめっこするこのごろです。竹、タケ、たっけー。

 

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