本稿でレビューするのは、富士通コネクテッドテクノロジーズが開発した「arrows 5G」。最近のarrowsシリーズは、「arrows Be4」のようなエントリー~ミドルレンジの機種が多かったのですが、本機は名前のとおり5G通信に対応するハイエンドモデル。ドコモが販売する5Gスマホ(全6機種)のうちの1つです。
キャリアではドコモのみが取り扱っており、価格は11万2508円(税込)。7月30日から販売されています。カラーは「ネイビーブラック」「チタニウムシルバー」の2種類となっています。
今回はarrows 5Gを1週間ほど使う機会を得たので、使用感をレポートしていきます。
薄くて軽い
ハイエンドらしい大画面
本体はハイエンドらしいデザインです。縦長で横幅もそこそこありますが、厚さ約7.7mmと薄さが特徴。本体は樹脂製のため、手触りにややチープさを感じます。ハイエンドらしい高級感という点ではガラス製に劣りますが、そのぶん重量を抑えられているのか、見た目よりも軽い印象です。
側面は丸みのあるデザイン。薄さと相まってしっかりホールドできます。背面のデザインは、5Gの波をイメージしているのだとか。今回試用したのはネイビーブラックですが、落ち着いた色のなかに最先端を感じさせる輝きを楽しめました。
ディスプレーには有機ELを採用。サイズは約6.7型で、解像度はQuad HD+です。画面右上にはパンチホール式のインカメラを搭載。同じパンチホール式を採用する他機種と比べて直径が大きめなのかわかりませんが、存在感が少し気になりました。
左右のフレーム部分がカーブしているため、ぎりぎりまで映像が表示されます。YouTubeでは1440p画質が選択可能です。比較的抑えのきいた発色でバランスも良し。特に横向きにしたときの画面への没入感はかなり高く、映画やドラマをじゅうぶんに楽しめました。
サウンド面では、Dolby Atmosに対応。本体上下にスピーカーがあるため、音の左右差は感じません。しかし、音自体は明瞭さに欠けていて、ザラつきも感じられました。端末から音を直に流すのでは、物足りないかなという印象です。
この連載の記事
-
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す -
第507回
スマホ
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下 -
第506回
スマホ
Galaxy Z Fold Special Editonを最速レビュー! 厚さ10.6mmの薄型折りたたみスマホ -
第505回
スマホ
シャオミの折りたたみ機「Xiaomi MIX Fold 4」は閉じても9.47mm! ライカカメラ搭載の激薄機をレビュー -
第504回
デジタル
唯一無二の3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT Ultimate Design」を早くも触った! 40万円の価値アリ! -
第503回
スマホ
シャオミのフラッグシップキラー「POCO F6 Pro」はハイパワー、急速充電、カメラのエモさが魅力 -
第502回
スマホ
vivoのカメラフォン「X100 Ultra」はカメラグリップでコンデジに変身する -
第501回
スマホ
1型センサーで世界一カメラのファーウェイスマホ「Pura 70 Ultra」はデジカメとして使いたくなる -
第500回
スマホ
サムスンの指輪型デバイス「Galaxy Ring」を使って変わった健康への意識 -
第499回
スマホ
サムスン「Galaxy Z Fold6」は折りたたみに加えてAIでビジネス機能が大幅強化された -
第498回
スマホ
「Galaxy Z Flip6」はGalaxy AIの活用でよりカメラ撮影が楽しくなった - この連載の一覧へ