コロナ禍において計画を上回る成果
吉田代表は、「新型コロナウイルスによって、我々の生活様式は一変した。その時代において、メーカー各社は、革新的なアイデアをもとに、様々な商品やソリューションを日夜研究し、開発し、商品化している」と前置きし、以下のように語った。
吉田 「今回のコロナ禍は、我々にとっても、イノベーションを加速するきっかけとなる、大きなビジネスチャンスであると前向きに捉えている。この難局において、メーカーの技術力とクリエイティビティが試されている」
アクアは、2020年1月には、野菜室がすべて見渡せる冷蔵庫「Delie」シリーズを発売した。冷蔵室の扉を開けると、野菜室まで見渡せる構造となっているため、わざわざ野菜室を開けてのぞかなくても、中に入っているものがひと目で確認でき、買い置きや使いかけの野菜を使用しやすく、食品ロスの対策につながったり、バランスがいい食事の実現にも貢献する。
また、4月に発売したコードレススティッククリーナー「AQC-HF500」は、ペットの毛や糸くずが掃除機に絡んで掃除しづらいという課題に焦点を当てた商品で、「ペット愛好家の長年の悩みである、ペットの毛をしっかりと取ることに特化したことが評価されている」(吉田代表)という。
「いずれの商品も市場から好評であり、昨今のコロナ禍においても、計画を上回る販売となっている」とする。
消費者のニーズに対して、ピンポイントの回答を
そして、今回の全自動洗濯機のPretteシリーズも、「消費者のニーズに対して、ピンポイントでの回答を用意した商品である」と位置づける。
ちなみに、Pretteシリーズでは、業界初となる14kgという大容量を初めて投入したが、これも、大容量になって、水をたくさん使用するというマイナスのメリットを生むものではなく、まとめ洗いによる洗濯回数の低減によって、むしろ水の使用量を減らしたり、洗いづらい毛布などの大物が洗いやすくなるなど、大容量ならではのメリットが大きいとする。
「アクアは、『心地よさ、という品質。』をブランドコンセプトに掲げている。今後も、消費者の生活をより豊かにする商品、ソリューションを提供していきたい」と語る。
新たな生活様式のなかで、日本の市場に根ざした提案を続けるアクアの次の一手も楽しみにしたい。
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