チューンドスイスポでスーパーカー気分を味わう
スイフトスポーツはノーマルでも非常に完成度の高いスポーツカーです。もうちょっと着座位置が低ければなとは思いますが、走りにはまったく不満はありません。でも、街中でチューンナップされたスイフトスポーツを見かけたとき、どんな乗り味なんだろうと気になっていたんですね。そこで今回は、大手自動車チューニングパーツメーカー・HKSのデモカーに乗ってきました!
HKSは、オリジナルマフラー、サスペンション、ターボチャージャー、電子制御部品などなど多くのチューニングパーツを手がける大手メーカー。そのデモカーなのですから非常に多岐に渡るチューニングが施されています。全部列挙すると前編、後編に分けないといけないので、主要パーツだけお伝えしますね。
HKSテクニカルファクトリー「スイフトスポーツ(6MT)」
デモカー装着パーツリスト
ちなみにパーツの合計金額は102万5800円! これに工賃が加わるので、しがないライターには高嶺の花ですねぇ。
早速、HKSの「スイフトスポーツ(6MT)」のデモカーに試乗したわけですが、ノーマルとはまったくの別物。スポーツカーというよりまるでスーパーカー! アクセルをグイッと踏み込むと身体がシートに押しつけられ、猛烈に加速していきます。暴力的な加速感は正直怖いぐらいです。
出力は140馬力から180馬力にアップしているそうなのですが、扱いづらさはありません。アクセルを小刻みに操作しても、リニアについてきます。サスペンションがサーキット用で、LSDも入っているので、車体の挙動は最初過敏すぎるなと思いましたが、慣れてくるとダイレクト感が逆にたまりません。これでサーキット走ったら楽しいでしょうねえ。
と言うわけでHKSのデモカーを堪能したわけですが、パーツの合計金額、工賃などを考えると、気軽に取り付けられません。ちょっとショボーンとしていたら、面白いアイテムを見せてもらいました。それは、ノーマルスイフトスポーツを手軽にコンピューターチューンできるキット「Flash Editor」(42015-AS102)。7月31日に発売されたばかりの新商品です。
ミドルハイクラスのスマホとほぼ同価格帯の7万7000円(税抜)という手頃な価格のデバイスで、スピードリミッターの変更(300km/h)、レブリミットの変更(6000rpm→6300rpm)、ブーストアップを行ない、低回転から伸びやかでトルクフルな走りが楽しめるようになるとのこと。次回はこのFlash Editorを実際に試してみたいと思います!
この連載の記事
-
第14回
自動車
スイフトスポーツを新車で購入し1年間乗ってきた率直な感想 -
第13回
自動車
ラジコンのスイフトスポーツをライトチューンして楽しむ -
第12回
自動車
スイフトスポーツ乗りがタミヤのラジコン版スイスポを試してみた -
第11回
自動車
ノーマルスイスポをさらにパワーアップするHKSの新ECUデータ「SS TUNE DATA」を試した -
第10回
自動車
7.7万円でスイフトスポーツをパワーアップできる「フラッシュエディター」を試してみた -
第8回
自動車
スイフトスポーツオーナーが初めてハイブリッド版スイフトに乗った! -
第7回
自動車
新型スイフトは安全装備がどのように進化したのか? -
第6回
自動車
スイフトスポーツでマニュアルを選んだワケ -
第5回
自動車
慣らし完了! スイフトスポーツの本気を峠で試してみた -
第4回
自動車
慣らし完了! スイフトスポーツの本気を高速道路で試してみた - この連載の一覧へ