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MacのCPU変更がついに発表! 「WWDC 2020」特集 第20回

言葉では表現しにくい操作性の向上も

macOSに近付いていく? 「iPadOS 14」パブリックベータ・インプレッション

2020年07月24日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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iPadOS 14のUIはmacOSに近付いていく?

 iPadOS 14の「主な特徴と機能の向上」の「アプリのデザイン」には、細かくは以下の5つの特徴が含まれている。

・再設計されたサイドバー
・ツールバー
・ポップオーバー
・プルダウンメニュー
・日付ピッカー

 順番に見ていこう。

●サイドバー
 まず「再設計されたサイドバー」だが、この新しいサイドバーを実装するアプリは、写真、ミュージック、ショートカット、ボイスメモ、カレンダー、メモ、ファイル、メール、連絡先だという。とりあえずカレンダーのサイドバーを見てみよう。

 サイドバーは、最初から表示されているわけではなく、画面左上に並んだ「カレンダー」、「出席依頼」、「今日」という意味のアイコンをタップして選ぶことで、そのどれかの内容がサイドバーに表示される。いちばん重要な「カレンダー」のサイドバーを表示してみると、これまではポップアップで選んでいたカレンダーの種類が、常に表示されるようになる。

 これを見ると気付くのが、現在のmacOSとの共通性だ。macOS Catalinaのカレンダーも、タイトルバーの左端にある「カレンダー」ボタンをクリックすることで、カレンダーの種類を選択できるサイドバーを表示することができる。

 まだ違いもあるが、こうして並べて見ると、たしかにiPadOSがmacOSに近づいているようにも感じられる。

●ツールバー
 次の「ツールバー」は、カレンダーとファイルに実装されているようだ。ボタンとメニューをアプリ上部のバーに統合するものだという。これはちょっとわかりにくいが、ファイルの画面で確認してみよう。

 まだ、ツールの種類は少ないが、画面の右上にに並んでいる新規フォルダーを作成するボタン、ファイルの表示方法(アイコン、リスト、列)と順番を選択するメニューを表示するボタン、「選択」ボタンが3つ並んでいる部分のことだろう。確かにこれまでは、こうした機能が画面のあちこちに分散されていた。まとまっていると、できることが一覧できてわかりやすい。これもファイルの場合、macOSのFinderに近付いたたと言えなくもない。

●ポップオーバー
 ポップオーバーについては、「アプリのほかの部分を操作すると自動的に閉じます。」と説明されている。正直、これはどういう意味か、よく分からない。これまでのiPadOS 13でも、ポップオーバーは、アプリの他の部分を操作すると自動的に閉じていたからだ。

●プルダウンメニュー

 プルダウンメニューも、名前だけ聞くと、いかにもmacOS的なインターフェースのような気がする。これもファイルに実装されているというので確認してみよう。これはすでに述べた、ファイルの表示方法と表示の順番を選択するメニューのことだ。

 これについて細かく言えば、少なくともmacOS Catalinaに近付いた部分とそうでない部分がある。というのもCatalinaでは表示方法はメニューではなく、4連のボタンで選択するようになっているが、表示の順番は、確かにツールバーからプルダウンするメニューで選択するからだ。

●日付ピッカー
 新しい日付ピッカーは、カレンダーと連絡先に実装されているという。これまでのiPadOSの日付ピッカーは、iOSからそのまま持ってきた、回転ダイヤルのような見かけのものだった。もともと画面の面積が狭かったiPhone用にデザインされたもので、iPadでは使いにくいと感じていた人も多かっただろう。それが、1ヶ月単位のカレンダー形式のものに変更される。

 これも、macOSで昔から採用されていたカレンダータイプの日付ピッカーとは雰囲気は異なるものの、近づくと言えば確かに近づくのだ。

 言われただけではあまりピンと来なかったが、こうして比べて見ると、これまで以上に、iPadOSがmacOSに歩み寄っている部分が増えたのは確かなようだ。

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