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「ポータブルクーラー IPC-221N」試用レポ:

アイリスオーヤマの工事不要エアコン、便利だが難点も

2020年07月16日 09時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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●冷風性能はいい感じだが、運転音は大きい

 30〜40分ほどで設置ができたので冷風運転をします。風量は3段階の中間にあたる「中」。間取りはキッチンとサニタリースペースを含めて8畳ちょっとです。

【冷風運転 60分(風量:中)】
運転前:室温30℃ 湿度55%
運転後:室温27℃ 湿度48%
※温湿度計は160cm程度の高さに設置

 運転を開始するとすぐに冷たい風が出てきて、30分もすると快適になりました。室温はもちろんですが、湿度が下がっている効果が大きいです。風の勢いもよく、扇風機のように風の吹き出し口に顔を持っていくと冷たい風が当たって気持ちがいいです。

勢いよく冷風が出てきて気持ちがいい

 ただし運転音はなかなか大きいです。「ヴィーン」というコンプレッサー特有の音があり、電話をするとき席を外すことになりました。寝室に置くのは厳しそうです。

 続けてそのまま除湿運転で、部屋干しのタオル6枚を乾かしてみました。

除湿運転で部屋干しにも使える

風向きを変えれば洗濯物に直接当てられる

 3時間でタオルの重さは1100gから700gに。水分量にして400g、1時間で133gほど減りました。乾いたタオルは600gなので100gほど水気を残した状態。4時間回せば乾きますね。

 風向きは上下方向に調節できますが、上下または左右に首を振るスイング機能はありません。サーキュレーターを併用するとよさそうです。

風向きは上下方向に調整可能

ただしスイングはできない

 操作にはリモコンが使えます。ただし液晶パネルがないのでタイマーや温度を設定しても数字がわかりません。操作パネルは手の届く高さにあるので、ピッと押すのもあまり面倒ではないです。

リモコンは簡単なもの

 お手入れは背面のフィルターを2週間に1回掃除機で吸うくらい。本体はつるつるとしたプラスチックなので汚れは布で拭きとれます。ただ、使っているうちにダクトやホースにホコリがつきそうで、そこも拭く必要が出てきそうです。

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