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ASRockのB550マザーを選ぶならオススメはこの3モデル!

2020年06月22日 19時00分更新

文● 宮崎真一&ジサトラメンバー 編集●北村/ASCII

提供: ASRock

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迷ったらコレ! 初めてRyzenを使うライトユーザーにもおすすめな
「B550 Pro4」

機能性とコストパフォーマンスを兼ね備えた定番マザーボード「B550 Pro4」。6月20日発売で、想定売価は1万6300円前後

 最後にB550 Pro4についてだが、こちらはPCIe4.0スロット、 Gen4 M.2や、Nahimic Audioといったポイントは押さえつつ仕様をある程度抑えたスタンダードモデルである。

 このマザーは、PCIe4.0やGen4 M.2を搭載してフツーにパソコンを使いたい人に向いている。PCを頻繁に買い換える人や、初めてRyzenを使ってみたい人、エンコードやレンダリングなどのPCに負荷のかかる作業はしないライトユーザーは、このB550 Pro4で満足できるはずだ。

 CPUソケットは、当然のことながらSocket AM4だが、対応するCPUは第3世代ならびに第4世代Ryzenとなっている。

 電源部にデジタルPWMを採用し構成は8フェーズ、チョークコイルにはプレミアム50Aパワーチョークとなっている。I/O部分を覆う大型のヒートシンクが搭載されているため、Ryzen 5 CPUなどで組み合わせ、定格で運用する一般的な用途に最適のモデルだ。

電源は8フェーズ構成。さらに、コンデンサーには保証寿命5000時間の個体コンデンサーが採用されている。安価なモデルでも電源周りはしっかりとした作りになっている

電源部にはI/Oを覆うほどの大型のヒートシンクが搭載され、表面積を増やす工夫がされている

CPU用補助電源コネクターは上位モデルと同様、8ピン+4ピン構成となる

 メモリースロットは4本用意され、最大で128GBのDDR4 DIMMを搭載可能。最大の動作クロックはDDR4 4533(OC)までの対応だが、メモリーも定格での運用を想定するのであれば十分だろう。なお、上位モデル同様にコンタクトには15uの金メッキ加工が施され、XMPにも対応する。

 スタンダードモデルでもCPU側のPCIe4.0 x16スロットはしっかりと金属パーツを用いたSteel Slot仕様となっているのは、うれしいポイントだ。

スタンダードモデルとはいえ、Gen.4で動作するPCIe x16スロットは、高い強度が期待できるSteel Slot仕様だ

 ストレージは、PCIe Gen.4 x4接続とPCIe Gen.3 x2接続のM.2スロットが1基ずつ用意される点もB550Steel Legendなどと同じ。PCIe Gen.4 x4接続のスロットがCPU側のものである点も変わらない。

 しかし、B550 Steel Legendでは、PCIe Gen.3 x2接続のM.2スロットのヒートシンクが省略されている。M.2 SSDの発熱や、利用頻度とコストとのバランスを取った結果と言えよう。

PCIe Gen.4 x4で接続されるM.2スロットも搭載。M.2 Armorと呼ばれるヒートシンクも用意

そのM.2スロットのヒートシンクを外したところ

 LAN機能は、有線LANが1000BASE-Tとなっている。また、無線LANモジュール用のM.2スロットが用意されているので、別途モジュールを追加すれば最新のWi-Fi 6環境も構築可能だ。

 サウンド機能には、オーディオコーデックにRealtek製ALC1220を搭載し、Nahimic Audioが付属する点は上位モデルと同じ。背面インターフェースは、USB 3.2 Gen.2(Type-A)、USB 3.2 Gen.2(Type-C)、USB 3.2 Gen.1×4、 光デジタル出力ならびにオーディオ端子、それにPS/2、HDMI、Dsub 15ピンという構成だ。

 最近ではビデオカードでもめずらしくなってきたDsub 15ピンを用意しているあたりは、かなりエントリー向けを意識してのことだろう。そのほか、フロントパネル用として、USB 2.0×4、USB 3.2 Gen.1×2のヘッダーピンがそれぞれ用意されている。

I/OコントローラーチップのNUVOTON製NCT6796D-Rの姿も見える

サウンド入出力端子が3系統のみとなっているなど背面インターフェースはかなりシンプルな構成。Dsub 15ピンはエントリー向けを意識して用意してあるのだろう

 B550 Pro4の市場想定価格は1万6300円とかなりリーズナブル。仕様は上位モデルと比較するとかなり抑えられている印象だが、ゲームだけでなくウェブブラウジングやオフィスアプリケーションなど、さまざまな分野で活躍できるスタンダードなモデルとなっている。

 これからゲームを始めたいと考える人や、古くなってしまったPCをなるべくコストを抑えつつ更新したい人にとって、このB550 Pro4は、有力な選択肢になり得るだろう。

(提供:ASRock)

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