今回はモトローラ・モビリティの「moto g8」を使ってみました。「moto g8」は、同モデルに加えて「moto g8 plus」「moto g8 power」というモデルが発売されており、「moto g8 ファミリー」と呼ばれます。3モデルは、いずれもSnapdrragon 665(2.0GHz オクタコア)と4GBのメモリーを搭載するミッドレンジモデルです。まずは、3モデルにおける「moto g8」の位置付けを解説します。
3月20日に発売された「moto g8 plus」(3万8800円)は、4800万画素をメインとする4眼カメラを搭載する最上位モデルです。5月4日に発売された「moto g8 power」(3万2800円)は、5000mAhの大容量バッテリーをセールスポイントとするモデル。1600万画素がメインの4眼カメラも搭載しています。同じく5月4日に発売された「moto g8」は、1600万画素がメインの3眼カメラを搭載し、ディスプレーの解像度も他の2モデルよりも少し抑え、2万5801円(税込)という低価格を実現しています。「いま買える最安クラスのミッドレンジモデル」と言ってもいいでしょう。
ディスプレーはHD画質だが、普段使いには支障なし
moto g8の画面サイズは6.4型で、解像度はHD+(1560×720ドット)。最近はミッドレンジでもフルHDディスプレーを採用する機種が多いので、スペックとしては物足りなさを感じます。しかし、実際には大画面ということもあり、視認性は上々。ウェブやSNSを見たり、マップを見たりするなど、日常的な用途で画質が気になることはなさそうです。ただし、すでにフルHD以上の画質に慣れている人は、精細さに欠けると感じるでしょう。
ディスプレーの左上にピンホール型のインカメラを搭載することで、フロントパネルにおける画面の領域を広げています。しかし、ベゼルは細いというわけではなく、横幅は75.8mmあります。片手での操作には限界があるサイズ感です。
背面パネルには、細かいストライプ調のデザインが施され、価格のわりにはリッチに見える仕上がりです。トリプルカメラに加えて、モトローラのロゴをデザインした指紋センサーも備えています。エッジ部は丸みを帯びていて、手にフィットしやすく感じました。
3.5mm穴のイヤホンジャックを搭載し、デュアルSIMスロットを搭載し、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応していることも利点といえるでしょう。
この連載の記事
-
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 -
第509回
スマホ
着せ替えスマホ「CMF Phone 1」はカスタマイズが楽しいが実用面での弱点もあり -
第508回
スマホ
たたんでも極薄9.2mm! 世界最薄折りたたみスマホ「HONOR Magic V3」を試す -
第507回
スマホ
シャオミの「Redmi Note 13 Pro+ 5G」は2億画素カメラに防水防塵など必要な機能が揃って6万円以下 -
第506回
スマホ
Galaxy Z Fold Special Editonを最速レビュー! 厚さ10.6mmの薄型折りたたみスマホ -
第505回
スマホ
シャオミの折りたたみ機「Xiaomi MIX Fold 4」は閉じても9.47mm! ライカカメラ搭載の激薄機をレビュー -
第504回
デジタル
唯一無二の3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT Ultimate Design」を早くも触った! 40万円の価値アリ! -
第503回
スマホ
シャオミのフラッグシップキラー「POCO F6 Pro」はハイパワー、急速充電、カメラのエモさが魅力 -
第502回
スマホ
vivoのカメラフォン「X100 Ultra」はカメラグリップでコンデジに変身する -
第501回
スマホ
1型センサーで世界一カメラのファーウェイスマホ「Pura 70 Ultra」はデジカメとして使いたくなる - この連載の一覧へ