GIGABYTEの「G32QC」は5万円以下で買える最強の32型湾曲液晶
ゲーミング製品らしく、ディスプレーの設定項目は豊富
ゲーミングディスプレーということで、基本的な画面設定に加え、ゲーム系のサポート機能も豊富だ。ディスプレー設定は製品背面のジョイスティックから操作可能で、「ゲームアシスト」「セッティング」「ダッシュボード」の3つのカテゴリーが用意されている。
「ゲームアシスト」は、主にゲームプレイ中に補助的に扱えるメニューがまとめられている。
「エイムスタビライザー」は、FPSゲームなどの射撃の反動で起きる映像のブレ(いわゆる「ブラー」)を軽減してくれる機能。一瞬でも画面が不鮮明になることを避けられたり、3D酔いしやすいユーザーの場合は酔いにくくなる効果もありそうだ。設定からオフにできるゲームも多いものの、できない場合はこちらの機能を利用してみるといいだろう。
また、独自にクロスヘア(照準線)やカウンターを表示することもできる。クロスヘアが表示されないゲームや、さまざまなゲームでディスプレー固有のクロスヘアを利用できるのがメリットだ。
カウンターやタイマーについては、ショートカット操作で起動できる回数カウンター、カウントアップ、カウントダウンタイマーなどをオーバーレイ表示可能。これについては、ユーティリティ「OSD Sidekick」と合わせて後述する。そのほか、リフレッシュレートを画面端に表示したり、表示位置を変更する設定が用意されている。
「セッティング」は、画面の明るさや言語設定、フリッカーフリーやブルーライトカットなどの有効/無効を変更するメニューだ。
代表的な機能としては、画像の暗い部分を明るく表示し、画面全体の視認性を高める「ブラックイコライザー」が挙げられる。ゲームの明度設定に限りがある場合、洞窟などの暗いシーンを明るく見せることでゲーム攻略の助けになるだろう。
ゲームジャンルごとに適したコントラストや彩度を設定してくれる「ゲームモード」や、疑似的に画面の解像感を高める「超解像度」機能と合わせ、見やすい画面作りを追求してみるのがおすすめだ。
「ダッシュボード」は、CPU・GPU温度や動作クロックなどのハードウェア情報を表示できるメニューだ。
表示項目は用意されたものの中から選択可能で、常に画面上にオーバーレイ表示されるため、ゲームをプレイしながらPCの情報をモニタリングしたい場合に使用するといい。PCのアプリではないため、ゲームのチート検出ツールなどでブロックされないのが利点と言える。
なお、本製品はソフトウェアおよびファームウェアを自動的に最新の状態に保つ新機能「GIGABYTE Auto-Update」を搭載している。周辺機器のファームウェアはついつい購入したまま使い続けがちなので、自動アップデートしてくれるのはありがたい。
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