両クラウドを組み合わせてシステム構築可能、基幹ワークロードのクラウド移行をさらに促す
日本でもOracle CloudとMicrosoft Azureの相互接続がスタート
2020年05月08日 17時30分更新
日本オラクルは2020年5月8日、「Oracle Cloud」東京リージョンと「Microsoft Azure」東日本リージョンの間で低遅延な相互接続を開始したことを発表した。昨年6月に発表された両社によるグローバルな取り組みの一環であり、北米(アッシュバーン、バージニア、トロント)、欧州(ロンドン、アムステルダム)に次いで、アジア地域では初となる。
Oracle CloudとAzureの相互接続は、顧客企業におけるミッションクリティカルなワークロードのクラウド移行を促すために両社が取り組んでいるもの。たとえばMicrosoft Azure上で構築したアプリケーションが、「Azure ExpressRoute」と「Oracle FastConnect」の閉域ネットワークを介して、Oracle Cloud側にある「Oracle Autonomous Database」や「Oracle Exadata Cloud Service」といったデータベースに高速接続して利用するなど、両社ソリューションを組み合わせたクラウドシステムを柔軟に構成できるようになる。
またこの相互接続において、両社クラウドをまたいだ統合的なID/アクセス管理(IAM)も提供し、それぞれのクラウドリソースやアプリケーションへのアクセスをシングルサインオンで実現する。また共同サポートモデル、グローバルなパートナーエコシステムも特徴としている。