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T教授の「戦略的衝動買い」 第580回

2年半ぶりに自室の180度P2Pカメラを「スマカメ2 180」にした

2020年05月07日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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現在使っている「スマカメ180」(CS-QV60F)のすぐ横に「スマカメ2 180」(CS-QS11-180)を仮設置してほぼ同じ場所から、同じ条件で、筆者のパソコンルームを撮影して見た

新機種「スマカメ2 180」と前機種を比較

 スマホ上でのアプリはスマカメ180は「スマカメ」、スマカメ2 180は新しいアプリである「スマカメV」を使用した。今のところ両者の互換性はなく、新しいハードウエアであるスマカメ2系は今後、スマカメVアプリを使用することとなる。アプリのユーザーインターフェースも多少変わるが使い勝手もスマカメVは悪くはない。

 今後、スマカメVアプリは、プラネックスコミュニケーションズがすでに発表発売している「どこでもセンサー」や「スマソケ(スマートソケット)」と連携処理などが可能となる予定だ。今回は筆者のメインスマホであるHUAWEI Mate 20 Proに両方のアプリを導入し、ほぼ100%同じ環境下で両者の違いを比較してみた。

スマカメ180は、明るい外光や蛍光灯の影響を受けて上半分は白飛びしている傾向が顕著だ。「スマカメ2 180」は彩度がクッキリとしていて自然な印象だ。アプリの雰囲気は今までと大きく異なるが慣れてしまえば問題ないレベルだ

 「スマカメ180」と「スマカメ2 180」だが、前者は蛍光灯の明るさの影響を受けやすく若干、白飛び傾向がある。逆にそのせいで机の下に隠したパッケージや温風ヒーターは明るく良く見えるが、ナチュラルカラーの表現に近いのは「スマカメ2 180」の方だ。

 また被写体全体の鮮明度や輪郭のクリアさは、午後1時過ぎの明るい西側の窓の影響を受けても「スマカメ2 180」の方が明らかにナチュラルだと言えるだろう。

リビングで使ってみたくなって、USBモバイルバッテリーで「スマカメ2 180」に給電して床置きで使ってみた

 いろいろガジェットやガラクタが溢れている狭い自室では、180度カメラの効果がもう一つわかりにくいかもしれないので、「スマカメ2 180」をUSBモバイルバッテリーから給電して、約20畳ほどのリビングダイニングの床に置いてみた。

飼い主が何かまた怪しいことをやってると感じて、先ほどまで筆者が居たパソコン部屋で寝ていたワンコが出てきて偵察を始めた

動体検知をしてLEDライトが光っているので近づいてきたようだ。適当に床置きしただけの「スマカメ2 180 」が、リビングのほぼすべてを詳細に映し出しているのには正直驚いた。天井近くに設置すればリビングのすべてが丸見えだろう

 ソファなどが視界を遮ってはいるが、広角180度なら、いとも簡単にリビング全体が確実に視界に入ってしまう。「スマカメ2 180」の取り付け位置を床置きではなく、天井に近い位置に変更すれば、ほぼリビング全体を視界に収め、必要なところをスマホ側でピンチアウトすることでディテイルを見ることができるだろう。

 今回は、ソファの向こう側が整理中でグチャグチャの状況で撮影することが家族の同意を得られなかったので超広角画像をお見せすることができず残念だ。初めてのP2Pカメラ導入から約7年。今回の「スマカメ2 180」は画素数にして5倍、解像度は3.6倍、そして価格は3分の1になったベストバイのP2Pカメラだろう。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:「スマカメ2 180」(CS-QS11-180)
・購入:Amazon.co.jp
・価格:約1万6000円前後

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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