たまたま見つけたパトカーを即買い
ウチに新入りのクルマがやってきました。カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)払い下げのパトカーです。
中学生のころにCHPを舞台にした『白バイ野郎ジョン&パンチ』というドラマを観て以来、いつかはCHPの白バイに乗りたいと思っていたんですが、持っているのは中免だけ。1000ccある白バイには乗れません。
ワタシがバイク免許を取ったころは、自動二輪免許は小型と中型の限定条件があったんですよね。小型は125ccまで、中型は400ccまでっていう。それより大きいバイクに乗ろうと思ったら限定を解除する試験に合格しなくてはなりませんでした。いわゆる限定解除です。
排気量の制限がなくなるので全てのバイクに乗れるようになるんですが、これが超難しかったんですよ。教習所では取れず、限定解除試験の合格率は1%程度。教習所で何時間も練習して何回も受けては落ちてなんていう話を聞くと、自分には到底無理と、早々に諦めてしまいました。
そんなバイクの免許制度が大きく変わったのは25年ほど前。中型は普通自動二輪と呼ばれるようになり、それ以上は大型自動二輪になりました。一番変わったのは、教習所で取得できるようになったこと。一発試験じゃなくて、教習所に通えば比較的簡単に手に入るようになったのです。でもそのころには、もう白バイに乗りたいっていう気持ちがなくなっていました。
ところが今ごろになって、まさかのCHP熱再燃。テーザーガンのダミーを買った時の回(第214回「電極が飛び出すテーザーガンのダミーを買いました」)で書いた通り、CHPのシャツが出てきたのがきっかけです。
それで一時はマジで免許を取ろうと思って、教習所のサイトで料金や日数を調べもしたんですけど、いいかげん十分すぎるほどおじさんな年齢です。もう何年もバイクに乗っていないので今さら乗るのはちと不安だし、そもそも免許を取れるのかどうかもあやしいものです。
で、アメリカの白バイの販売サイトや乗っている人のサイトを見ては、やっぱり欲しいな、いややっぱり無理かななんてやっていたんですが、その時にふと目に入ったモノが。パトカーが売られているのを見つけたのです。
ドラマを観ていたころは白バイにしか興味がなかったんですが、知り合いがニューヨーク市警察(NYPD)のパトカーに乗っていることもあって、最近はちょっといいなと思っていたんですよね。売られているのもそのパトカーと同型で、ドラマに出てきたのより年代が新しいんですが、むしろこっちの方が好きなデザインで。
というわけで早速、売主に連絡し、見せてもらうことにしました。そしてその場で購入を決定。ハンヴィーの時と同じです(笑)。
クラウンビクトリア ポリスインターセプターといいます
今のCHPはダッジのチャージャーを使っていますが、ワタシが買ったパトカーはその前に使われていたもの。長年活躍していたフォードのクラウンビクトリアです。
パトカーに使われているクラウンビクトリアは、パトカー専用のポリスインターセプターというグレードで、P71という製造コードで呼ばれることもよくあります。この個体は1999年式で、1998年に登場した2代目のP71になります。
配属からたった3年後の2002年に払い下げられたんですが、その時の走行距離は12.3万マイル。ほぼ20万kmです。さすがパトカーだけあって、相当な走り込みっぷりです。だいたい10万マイルを過ぎたあたりで放出されるらしいので、ちょっと遅めだったかもしれません。
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