アドビ システムズは4月9日、電子サインサービス「Adobe Sign」の無料体験期間を30日間から90日間に延長した。また、Adobe Acrobat DCのサブスクリプションのみで提供していたPDF文書の共同作業機能を無料にするなど、テレワーク環境におけるドキュメントワークフローの生産性を維持するための支援を発表した。
Adobe Signは、相手からサインを求められてきた文書ファイルを、紙に印刷することなくデジタルで署名して返送し、署名プロセスを簡素化できるというサービス。アドビは小規模企業や大企業向けのAdobe Sign無料体験期間を5月31日まで90日間に延長した。
また、Adobe Acrobat DCの有料プランで提供していたPDF文書の共同作業機能を無料化。PDFをレビュー用として共有するだけで、人数を問わず全関係者が、何度でも、1ヵ所でファイルの閲覧、コメントの挿入などの作業ができる。これにより、PDFファイルを添付したメールを各所に送信したり、バージョン管理や判定を行ったりする必要がなくなるという。
さらに、5月31日までの期間、PDFの変換や圧縮ツールの無料利用回数を1日10回までに増やす。Microsoft Word、Excel、PowerPoint、JPGファイルからPDFへの変換や、リンクやメールを介した共有、閲覧、レビューを目的としたPDFファイルの圧縮が可能となる。