アドビシステムズは、「サービスアパートメント」を運営するオークウッドが、紙を使った業務フローを改善するために、Adobe Acrobat DCグループ版を導入した事例を紹介している。
サービスアパートメントは、グローバル企業の駐在員や出張者、長期旅行客向けのアパートメント型宿泊施設。賃貸契約でありながら敷金・礼金が不要で、ホテルのようなサービスを受けられることから、契約期間後も継続して滞在するケースが多いという。
オークウッドは、都内に11のサービスアパートメントを運営しており、営業、経理、オペレーションをはじめとするスタッフが各拠点に散らばっている。書類の決裁や承認者も異なる拠点にいることがあり、紙による承認フローだと業務が停滞してしまうという課題があったとのこと。
顧客の個人情報保護のため社員のセキュリティー意識を強化すべくAcrobat導入を検討していたところ、Adobe Signの機能も使用できることを知り、全社に導入を決定。社内承認プロセスをAdobe Signで実施するようになった。
導入の結果、今まで1週間かかっていた承認・決裁フローが半日まで短縮されたという。また、原稿のレビューや報告書の整理などにもAcrobatを活用し、業務効率化を推進しているとのこと。
オークウッドのシニアアカウントマネージャーである安田将海氏は「承認者が遠隔地でもタイムリーに決裁できるようになれば、間違いなく業務効率は上がる。それがAcrobat を導入する決め手となりました」と述べている。
